廊下のむし探検 カメムシが多い
廊下のむし探検 第733弾
一昨日の「廊下のむし探検」の続きです。この日は蛾が多かったのですが、カメムシもたくさんいました。秋になるとマンションの廊下にはいろいろなカメムシが出てきますね。
まずは2、3年前から出始めたマツヘリカメムシです。初めて見た時は、何だこいつと思ったのですが、いつの間にか常連になってしまいました。
ツヤアオカメムシは特に多いです。よく見るとなかなか綺麗な虫なのですが、なんせカメムシですからねぇ。
これはナガメ。これも綺麗ですね。
こちらはオオクモヘリカメムシ。どうも「廊下のむし探検」初登場みたいです。
さらにクモヘリカメムシ。この日だけでカメムシは6種でした。
体長は5.7mm。小さいのですが、盛んに飛び回ります。最初は小さな蛾かなと思ってしまいました。ベニボタル科なのですが、似た種が多くて種までは分かりませんでした。
これはサビキコリでしょうね。
これはクロヒゲフタモンクサカゲロウです。顔のアップは省略します。
チャバネヒメカゲロウ。
眼のところの模様から、たぶん、シロタニガワカゲロウだと思います。腹の先に卵をつけていますね。
意外だったのはこのハエ。見た時はてっきりシマバエかと思いました。一応、採集してきたので、シマバエの属の検索表などを持って顕微鏡でのぞいていると、どうもおかしな感じです。
まずは、翅脈のM1脈がぐにゃっと曲がっています。こんなに曲がるのはヤドリバエ、クロバエ、ニクバエなどです。
翅の根元に覆弁があります。これがあるのは有弁類で、シマバエ科は無弁類です。それで初めから検索してみました。有弁類で翅側板刺毛があるので、ヤドリバエ、ワラジムシヤドリバエ、クロバエ、ニクバエ、ウマバエ、ヒツジバエ、ヒフバエの各科のうちのどれかになります。
小盾板の下を後ろ側から見ると後小盾板というのが見えます。このことからヤドリバエ科の可能性があります。でも、画像検索してもこんな種は見つかりません。合っているのかなぁ。何枚か写真を撮ったので、また、今度まとめて出してみます。(追記2015/10/09:通りすがりさんから、「赤っぽいハエはこちらでも見られるものですが、採集したことが無いのでヤドリバエっぽいことくらいしか分かってません。因みに訪花性。」というコメントをいただきました。どうも有難うございました)
最後はコクサグモかな。クモはどうもよく分かりません。
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