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廊下のむし探検 フタオガほか

廊下のむし探検 第715弾

昨日は、実は途中までだったので、3日前の「廊下のむし探検」の続きを書きます。





今日はこの和服を干したような格好で止まる蛾からです。これはたぶん、クロホシフタオというフタオガの仲間です。フタオガというは尾が2つあることから名付けられた名前です。この変わった止まり方がいつも気になります。なんでこんな格好をしているのでしょうね。これも何かの擬態でしょうか。(追記:通りすがりさんから、「クロホシフタオは2化目ですか。形から枯れ葉か部分枯れ擬態かと思いますが、食痕よりも蛾に見えますよね。ミナミクロホシフタオとの区別は色なんですかね?」というコメントをいただきました。迂闊にも近縁種がいることに気が付きませんでした。「大図鑑」が発行されたときに、クロホシフタオに混同されていたが、交尾器のほかに、♂触角の葉片、外縁の出っ張り、外横線の傾き、後縁の黒褐色紋、亜外縁部の点列などの異なる2種、ヒメクロホシフタオとミナミクロホシフタオが新記載されました。ヒメクロホシは明らかに違いそうですが、クロホシとミナミクロホシは「大図鑑」の説明を読む限り、外見上の違いは♂触角葉片くらいしか書かれていません。手元の標本を見て少し検討してみます

追記2015/09/21:「大図鑑」によると、クロホシフタオの♂とミナミ、ヒメの♂とは触角が異なるようです。そこで、手持ちの標本を調べてみることにしました。全部で6匹あったのですが、そのうち♂は2匹、♀は4匹でした。♂の触角は両方とも同じで、クロホシフタオの説明に載っている、「葉片状で突起が長い」という表現がよく合っていました。ミナミとヒメは葉片が互いに密着し、突起が見えないとのことです。標本写真と触角の拡大を載せます。





この標本は、図鑑の説明のようには前翅外縁は角張っていないのですが、これがクロホシフタオの♂ということになります。写真の個体と似た翅型の標本もありました。



残念ながら、これは♀でした




次はこの蛾です。たぶん、ウラキトガリエダシャクだと思います。どこかで見たなと思っていて図鑑を探していたのですが、昨年の5月に見ていました。



次はこれです。この蛾はホシミスジエダシャクでしょう。だいぶ翅が傷んでいます。これは昨年の5月、今年の4月に見ていました。



こちらはクビシロノメイガです。



ちょっとはっきりしないのですが、たぶん、ヒメクロミスジノメイガだと思います。



それからチャハマキ

蛾以外はほとんど虫を見なくなりました。



わずかにいるのはこのアオドウガネと、



ツヤアオカメムシと、



それにガガンボです。今回は♂なので調べる絶好のチャンスなのですが、ダニが2匹くっついているのでパスしました。
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No title

クロホシフタオは2化目ですか。
形から枯れ葉か部分枯れ擬態かと思いますが、食痕よりも蛾に見えますよね(笑)
ミナミクロホシフタオとの区別は色なんですかね?

ガガンボは画像じゃ分からないTipula属な予感…
亜属も多くて、真面目にやると大変そうな仲間…って、ガガンボはそんなのばっかですね。

No title

これは迂闊でした。近縁種がいましたね。しかも、後縁の切れ込み具合を見ると、ミナミクロホシフタオの方が似ている感じです。ただ、説明を読むと、そのことには何も触れていません。これは検討の余地がありますね。ご指摘どうも有難うございました。

ガガンボ、いったいどうしたらよいでしょうね。ちっとも進みません。
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