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ツンプトクチブトゾウムシ

「廊下のむし探検」で見つけてきたゾウムシをもう少し詳しく調べてみました。私は、甲虫は良く分からないのですが、「原色日本甲虫図鑑IV」を手がかりにして、何とか名前までたどり着いた感じです。



まず初めに、このゾウムシは口吻がとがっていないので、クチブトゾウムシだろうと思われます。体長をノギスで測ってみると6.2mmになりました。模様とこの体長からケブカクチブトゾウムシあたりだと思われます。






このゾウムシの鞘翅を実体顕微鏡で見たのがこれらの写真です。鞘翅全面に細かい鱗片が付いているのが分かります。色が薄茶色の部分は白っぽい鱗片が、黒っぽい模様のところは黒い鱗片が付いています。対物ミクロを使って鱗片の寸法を調べてみると、大きさはおよそ45μmでした。

写真で黒い筋に見えるのが点刻列で、点刻列と点刻列の間を間室というようです。一つの決め手は間室に生えている毛の長さが間室の幅より長いか短いかという点です。この写真から判定した間室の幅は190μm、毛の長さはおよそ100μmでした。ケブカクチブトゾウムシの場合は、間室幅と毛の長さが同長、クロホシクチブトゾウムシとオオツカクチブトゾウムシは毛が間室幅より長いとあります。それに対して、ツンプトクチブトゾウムシは毛の長さの方が短いというので一番可能性が高そうです。

しかし、カシワクチブトゾウムシという種があって、これについては毛の長さの記述がありません。その代わり、口上板に鱗片がないというのが特徴のようです。口上板がどこなのかよく分かりませんが、ネットで調べると、「吻の先で触角の間」とあるので、その部分を調べてみました。



口上板がこの先端部分を指すとすれば、そこには鱗片がありますので、カシワクチブトゾウムシではなさそうです。図鑑には、さらに、ツンプトクチブトゾウムシでは「前胸背板前縁が弓状に張り出す」とありますが、その部分を写したのが次の写真です。



どういうのを「弓状に張り出す」というのか良く分かりませんが、この写真ではあまり弓状には見えません。しかし、総合的には今のところツンプトクチブトゾウムシが一番可能性がありそうです。因みに、ツンプトというのは命名者のZumptによっているようです。

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