廊下のむし探検 キシタバ登場
廊下のむし探検 第585弾
一昨日の結果です。名前調べが溜まってきたので、慌てて整理しました。この日の主人公はこのキシタバです。
ちょっとグロテスクな感じがする蛾ですが、下翅が黄色なので飛ぶと目立ちます。この仲間はカトカラと言って蛾の世界では人気の高い種類です。この写真の個体はアサマキシタバでキシタバの仲間でも早めに出てくる種類です。一昨年は5月25日、昨年は5月18日、そして、今年は5月17日が初見日でした。昨年は一度に4匹も見られたのですが、今年は2匹でした。今日も廊下を歩いてみたのですが、実に10匹もいました。昨年は特に多いなと思っていたのですが、今年もかなり多そうです。
こんな白い蛾が2,3匹ひらひらしていました。今頃よく見る種にウスキツバメエダシャクとコガタツバメエダシャクがいるのですが、昨年、通りすがりさんから顔の色で見分けられると教えていただきました。それで、今回もちょっと顔を見てみました。
白いですね。よって、コガタツバメエダシャクです。
これはウチムラサキヒメエダシャクです。結構、綺麗ですね。
翅がちょっとぼろぼろですが、クロシタシャチホコです。
これはアヤホソコヤガです。大きく写っていますが、実は、かなり小さな蛾です。
これはたぶんシバツトガですね。
これはマダラメイガです。「大図鑑」にはフタグロ、コフタグロという2種が載っているのですが、「標準図鑑」を見ると、さらに2種増えていました。オオフタグロ、ヤマトフタグロです。白い内横線の曲がり方から、コフタグロマダラメイガかなと思っているのですが、はっきりとは分かりません。
ヨコヅナサシガメが廊下の手すりの上をゆさゆさ歩いていました。長い口吻を見るとなんか刺されそうで、ちょっと避けて歩きますね。
いつものムラサキナガカメムシにしては色が薄いなっと思ったら、どうやら別種のようです。「原色日本カメムシ図鑑第3巻」に載っていました。ただし、イシハラナガカメムシとヤスマツナガカメムシという似た種がいて、しかも、第1巻に載っていた写真は間違っていたようです。本当は側板の色を見ればすぐに分かるらしいのですが、上からだと、触角第1節が一様に黒色、小盾板のY字が明瞭、膜質部の中央に褐色紋があるのは前者なので、イシハラナガカメムシでよいのかもしれません。
甲虫はこのシロヒゲナガゾウムシと
オオゾウムシだけでした。
ハエはいろいろいたのですが、とりあえずこのオドリバエ科だけを写しました。でも、Ramphomyia属かなと思うだけでそれから先は分かりません。
奇妙な形のクモですね。でも、実は昨年も見ていました。ガザミグモです。「日本のクモ」によると、もともとカザミグモ(風見グモ)と呼ばれていたのですが、カニグモ科なのでガザミグモ(蝤蛑グモ)と名称を変更したとのことです。
小さなハエトリなのですが、色が色だけに目立ちます。カタオカハエトリです。
いつもサラグモかなと思っているのですが、それから先が進みません。「サラグモ」で画像検索すると、自分のブログばかりが引っかかってしまって・・・(汗)。
スポンサーサイト