廊下のむし探検 甲虫、ラクダムシなど
廊下のむし探検 第575弾
昨日から、ブログに出した写真をまとめた画像リストの更新をしています。1月終わりで止まったままになっていたので、写真も相当な量になります。蛾が300枚、甲虫が450枚、ハエなどは何枚あるか分かりません。それをEXCELにデータとして入力して、最終的にはこちらにあるような画像リストにしています。一応、蛾とカメムシはできて、甲虫はデータを入力し終えたところです。それ以外は今まさに入力中です。でも、データが増えてきたので、かなり重くなってきました。もう少し、枚数を制限して図鑑のようにしないといけないかもしれません。
それはさておき、一昨日の残りの写真です。
この日いたハナムグリです。これまで何となく名前を決めていたのですが、折角、「日本産コガネムシ上科標準図鑑」を買ったので、少し調べてみようと思って、1匹捕まえて眺めてみました。この図鑑は充実した大変よい本なのですが、私のような素人が使いこなすにはまだまだ高級すぎる感じです。
今日はハナムグリを調べようと思って、ハナムグリ族の検索表を見てみたのですが、①中胸腹板突起は紡錘形か、②後跗節第1節の外角は尖るか、というところで引っかかってしまい、さらには、頭楯の前縁が縁取られているか、というところでまたまた引っかかってしまいました。結局、今のところ五里霧中の状態です。もう少し、いろいろな種を捕まえてきてから判断しようかなと思っています。
クロカタビロオサムシ、この日も2匹いました。いずれも元気で動き回っています。マンションの廊下でこんなにオサムシをたびたび見たことはなかったですね。
名前は調べていないのですが、やけに綺麗なゴミムシです。大きさは小さいのですけど・・・。
これはチャイロコガネの仲間でしょうね。ハナムグリで手一杯で、こちらまで手が回りませんでした。
こんな模様、珍しいなと思って撮ったのですが、同じ模様のテントウが図鑑に出ていないので、やはり普通のナミテントウなのでしょうね。(追記:フッカーSさんから、「テントウムシはナミテントウではなく、ダンダラテントウですね。上翅の赤紋は変異が多く、南方に行くほど赤紋の範囲が多くなるようです。」というコメントをいただきました。「原色日本甲虫図鑑III」の検索表を見ると、ダンダラテントウ属の特徴として、「触角は前頭の幅と等長かより短い。触角末端節は前節より狭く先端はとがる。触角基節は長さより幅広く、内方に強くふくらむ。」と書いてありました。ピントが合っていないのですが、触角部分を拡大すると、
こうなります。上が今回のテントウ、下が2014/11/28に撮ったナミテントウです。確かに今回のテントウの方が触角ははるかに短くて、先端が尖っている感じです。また、基節もかなり形が違うようです。もう少しきちんとした写真を撮ればよかった・・・。フッカーSさん、どうも有難うございました)
小さなヒメマルカツオブシムシですが、最近、だいぶうまく撮れるようになりました。
これはジョウカイモドキの仲間だと思うのですが、名前は分かりません。
甲虫の最後はホタルカミキリとキクスイモドキカミキリでした。
ラクダムシ、このところ毎日見ていますね。この日の個体は産卵管がないので♂なのでしょうね。ちょっと顔をアップしてみました。
ちょっと怖いような、何となくユーモラスな顔をしていますね。
ちょっと潰れてしまっていますが、クロハサミムシでしょうか。
胸背に縦溝が見えているので、たぶん、この間から出ているPlecia membraniferaの♂でしょうね。
このハチは何だろう。(追記:蜂屋さんから、「そのハチはアリガタバチ科のハチです。あまりアリガタバチには詳しく無いので参考程度に、おそらくムカシアリガタバチかと思われます。アリガタバチにしては大きくてよくいるタイプです。」というコメントをいただきました。アリガタバチという名前を初めて知りました。手元の図鑑に図版がないのでよく分かりませんが、頭の形が特徴的なような。今度一度捕まえてきて調べてみたいと思います。蜂屋さん、どうも有難うございました)
最後はこの虫です。翅にギザギザの模様があるので、チャバネヒメカゲロウでしょうね。
今日は画像リストのデータ入力でくたびれ、ハナムグリがよく分からず、さらにくたびれてしまいました。
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