廊下のむし探検 ラクダムシほか
廊下のむし探検 第566弾
一昨日の「廊下のむし探検」の結果です。
廊下を歩いていたら、ラクダムシがいるのを見つけました。一昨年も昨年も見たので、このところ毎年見ていることになりますね。一昨年は4/24、昨年は5/14から3回ほど見ました。ちょうど今頃ですね。拡大するとゴツイ顔に見えますが、廊下ではどうも存在感がなく、か弱い感じです。風が吹くとすぐに飛ばされてしまうし、舞い上がったと思ったら天井の蜘蛛の巣に引っかかるし・・・。でも、肉食なんですよね。
このようなカワゲラがいたら、以前ならヤマトフタツメカワゲラと言っていたのですが、フタツメカワゲラ族Neoperla属には現在10種記録されているようでそう単純ではないようです(詳細はこちら)。なお、フタツメは単眼が2つというところから来ているようです。
体長2cmはあろうかと思われる大型のアリがいました。翅の脱落した後があるので、女王アリですね。初め、クロオオアリかと思ったのですが、ネットで調べると腹部の赤い種はムネアカオオアリとなっていました。クロオオアリと同じ位大きなアリのようです。
こちらは雄アリでしょうね。先ほどのムネアカオオアリなのか、クロオオアリなのかよく分かりません。
アメバチも多いですね。毎日のように見かけます。以前検索を行い、このように胸背に模様のない種はオオアメバチだと分かったのですが、毎回そうなのかどうかは分かりません。でも、一応、オオアメバチとしておきます。
甲虫は全体に少なくなってきました。これはセンチコガネですね。
翅が少し虹色に見えます。たぶん、ニジゴミムシダマシの仲間ですね。体長を測ってみると9.6mmもあるので、
翅に模様がなくなってしまっていますが、たぶん、いつもいるヒメマルカツオブシムシでしょうね。
キイロナガツツハムシ、
それにナガハムシダマシらしい個体。甲虫はこれだけでした。
カメムシもちょこちょこいました。これはケブカヒメヘリカメムシですね。
それに、ホシハラビロヘリカメムシ、
それと、トビイロオオヒラタカメムシは2匹いました。
これはカタビロクサビウンカですね。
綺麗なハエトリですね。ミスジハエトリです。ハエトリグモは何となく愛嬌があって、嫌いなクモの中では好きな方です。
クモもこうなると駄目ですね。天井にくっついていたのですが、ちょっと恐怖を感じました。大きいクモなので、名前はすぐに分かるかと思ったのですが、なぜか分かりませんでした。(追記:フッカーSさんから、これはキンイロエビグモ♂成体だと思うというコメントをいただきました。普段、成体を見かけないのは夜行性で人目につきにくいからだそうです。成体は脚が極めて長くなり、体色や斑紋の変化も多いので、図鑑とは違って見えることが多いそうです。キンイロエビグモにはハラジロ型とキンイロ型があるそうですが、これはキンイロ型のようです。詳しいご説明をどうも有難うございました)
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