廊下のむし探検 ヒラタカメムシ、アシブトコバチなど
廊下のむし探検 第551弾
やっと三日前の虫の整理ができました。ずいぶん時間がかかりましたね。でも、この間に昨日と今日の分がもうたまっています。もう限界を越えましたね。
この日はヒラタカメムシがいました。それまでは1匹も見なかったので、この日、たくさん発生したようです。しかも3種類も。
まずはこれです。黒くて目立たないカメムシですが、とにかく厚みが薄く、ぺちゃんこです。ですから、ちょっとした出っ張りの隙間に入ってしまうと本当に目立たなくなります。この種は側縁がぎざぎざで、ノコギリヒラタカメムシといいます。この日は3匹いました。
次はこれ。これは昨年もいて、絵合わせからはトビイロオオヒラタカメムシだと思った種です。昨年は検索を試みたのですが、用語が分からず挫折してしまいました。今年は何とかしてみたいですね。この日は5匹もいました。
そして、イボヒラタカメムシです。複眼の後方に突起があるというのが上の写真でも見えますね。この日は1匹だけでした。それにしても面白いですね。昨年も4月28日に3種同時に出てきました。仲がよいのかな。
カメムシが出たついでに他のカメムシも載せておきます。これはコブヒゲカスミカメで、この日は5匹いました。
これはこの間検索表で調べたスコットヒョウタンナガカメムシですね。
それにマツヒラタカメムシですね。
いつもいるミツボシツチカメムシも載せておきます。いつ写しても綺麗ですね。
次はハチに行きます。これはコバチですね。採集してきて、「絵解きで調べる昆虫」の検索表で調べてみました。その結果、アシブトコバチ科になりました。この写真でも見えますが、後脚が非常に大きいです。ちょっと横から撮ってみます。
ご覧のように後腿節が異常に大きいです。ちょっと趣味的にその部分を生物顕微鏡でも撮ってみました。
腿節の縁には棘のような毛が並んでいます。これはジャンプするための脚だろうと思いますが、まるで捕獲脚みたいな感じですね。もっともこの棘では捕獲できないかもしれませんが・・・。「原色昆虫大図鑑III」の図版や説明を読むと、触角の特徴は何となくチビツヤアシブトコバチに似ている感じですが、よくは分かりません。
アメバチもいました。翅脈と胸背は腹部の様子などからオオアメバチでしょうね。
これはたぶんコツチバチでしょうね。
これはハナバチの仲間でしょうが、何科か分かりません。そのうち分かるようになるといいなと思っています。
それにクロオオアリです。
モンカゲロウ♀の亜成虫ですね。結構、大きなカゲロウです。廊下の壁に止まっていました。
蛾の方はさっぱりですね。これはトビモンアツバだと思いますが、後はアカバキリガくらいですね。
その代わり、外壁に毛虫がいっぱいつき始めました。これはたぶんニトベエダシャクだと思いますが、頭が黄色くないので・・・。
ホシボシトガリバかマユミトガリバかで昨年も迷ったのですが、肛上板が黒っぽいのでたぶんマユミトガリバの方ですね。
これでようやく終わりました。ちょっと解放感がありますね。
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