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廊下のむし探検 甲虫

廊下のむし探検 第546弾

一昨日の「廊下のむし探検」の結果です。最近は2日遅れが普通になってしまいました。間引き撮影をしようかとも思ったのですが、じっくり見ていると面白いので、もう少し続けていきたいと思います。



今日の最初はこのクチブトゾウムシです。やっとケブカ以外のクチブトゾウムシに出会うことが出来ました。図鑑での絵合わせからカシワクチブトゾウムシかなと思ったのですが、検索をしてみることにしました。クチブトゾウムシの検索表は、森本桂ほか著、"The Insects of Japan Vol. 3 (日本の昆虫3)"櫂歌書房 (2006)に載っています。このうちクチブトゾウムシ族だけコピーしてきていたので、それを使って調べてみました。まず、属の検索では、大顎の剛毛数などやや不確かな部分もあったのですが、下唇前基節の剛毛が4本、口上板が明瞭で鱗片を欠き、光沢があるというところから、Nothomyllocerus属にたどり着きました。聞いたことがない属だったので不安だったのですが、この中にカシワクチブトゾウムシが入っていました。さらに、種の検索をしてみると、口上板の形が三角形というところが決め手になります。その部分の写真を載せます。



黒い三角形の部分が口上板です。これははっきりした特徴ですね。ということで、最初の予想通り、カシワクチブトゾウムシに到着しました。



この日、ケブカクチブトゾウムシもいたのですが、比べてみるとだいぶ違いますね。



ゾウムシが出たついでにアカアシノミゾウムシも出しておきます。



ユアサハナゾウムシもついでに。



ゾウムシ上科のタチバナチビチョッキリらしい個体がまたいました。今回は採集したので、一度、調べてみたいと思っているのですが、どうやって調べたらよいやら。



次のこの種は迷いました。というか迷っています。最初、サンゴジュウスバヒゲナガハムシあたりかなと思ったのですが、似た種にブチヒゲ、エグリバ、ニレがいます。なお、「原色日本甲虫図鑑IV」ではサンゴジュハムシになっていたのですが、「新訂原色昆虫大図鑑II」ではウスバヒゲナガという言葉が挟まれた名前になっていたので、こちらを採用しました。

「甲虫図鑑」にはいろいろと特徴が書いてあるのですが、そのうちの一つに触角第3節と第2節の長さの比があります。3節/2節が2倍だとブチヒゲ、3倍だとエグリ、1.5倍だとサンゴジュです。残念ながら、ニレは書いてありません。実測すると1.3倍になり、サンゴジュが近そうです。これで決まりかなと思ったのですが、「大図鑑」の説明を読むと、ブチヒゲがサンゴジュと違う点として、「上翅側縁は広く平圧され」という特徴が載っています。ということはサンゴジュではそうではないのか。でも上の写真を見ると広く平圧されています。ということで、残りのニレを疑ってみることになりました。ニレの特徴は触角第3節と第4節が等長、末端節近くで節の長さが幅の約2倍ということが書かれています。測ってみると、まさにこの通りなのですが、さてこれでよいのやら。






ハムシついでに何度も出ていますが、ウリハムシイタドリハムシも出しておきます。



これはアトモンサビカミキリです。



コメツキがいました。アカハラクロコメツキだろうなと思ってひっくり返してみました。



確かに腹部が赤いですね。でも、ひっくり返すとすぐにぴょんと跳んでもとに戻るので、何回かやってやっと撮影しました。



これはこの間からいるドウガネヒラタコメツキらしい個体かな。



こちらはセボシジョウカイですね。意外に黄色が鮮やかですね。



キアシカミキリモドキは飛び上がる寸前でした。飛び上がった直後も写したのですが、残念ながらピンボケ。



ウスチャコガネは写そうとしたら立ち上がってきました。



でも、すぐに諦めたのか、ゆさゆさ歩き出しました。残りはいつもの常連たちです。
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No title

和名も時折変わっていて戸惑いますよね。
エノキハムシも以前はエノキウスバハムシだったそうですし。
サンゴジュかニレか分かりませんが、その感じだとニレと言うことになりそうですね。
この辺はホストに居てくれないと困りますね(笑)

No title

「原色日本甲虫図鑑」の図版だとどれも同じに見えて、ニレでよいのかどうかさっぱり分かりません。この辺になるとネットも当てにならないし・・・。ホストが分かると確かに楽ですね。追跡すればよいのかなぁ(笑)。
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