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廊下のむし探検 蛾が多い

廊下のむし探検 第498弾

今日は晴れていたのですが、冷たい風が吹いて、体感温度はかなり低い一日でした。それでも、午前中廊下を歩いてみると、結構、蛾はたくさんいました。



風が強かったせいか、こんな風にちょっと翅を開いて止まっている蛾が多かったですね。これはたぶん、ホソバキリガですね。今日は何匹かいました。



これは、前縁付近での亜外縁線があまり曲がっていないのですが、模様は何となくホソバキリガみたいです。



こうなるとブナキリガで間違いないですね。こちらも3匹いました。



こちらはハンノキリガですね。越冬キリガです。



ギフウスキナミシャクも今日は10匹ほどいました。



それにホソバトガリエダシャクですね。



オナシカワゲラが増えてきましたね。この日も2-3匹見かけました。



久しぶりのトビケラです。いつもハエばかり調べているので、今日は採集してきて同定してみました。「原色昆虫大図鑑」の科の検索結果ではコエグリトビケラ科になり、さらに、「日本産水生昆虫」の属の検索表ではコエグリトビケラ属になりました。ここまで来て、ふと、昨年も同じような検索をしたことを思い出しました。そのときの経過はこちらに載せてあります。そのときもコエグリトビケラ属になり、さらに交尾器を調べて、ヒラタコエグリトビケラ周辺の♀という結論を出していました。今回も前回とまったく同じ結果になったのですが、ついでだからいくつか顕微鏡写真を撮っておきました。これはまた別の日に出しますね。昨年調べたのが3月11日、今年とほとんど同じ頃です。やはり今頃出てくるのですね。



先日、見つけたカバエ科がまたいました。これも前回は詳しく調べたのですが、結論的には、もともとマダラカバエと呼ばれていた種が、基準標本を見なおした結果、マダラカバエとしていたのは別の種類だと分かったため、これまでの種類に対しては突然名前がなくなったという話でした。だから、ここでもカバエ科spということにしておきます。前回は♂だったのですが、今回は♀みたいなので、もう少し調べてみます。



毛虫もいました。何となくヨトウガあたりのようですが、図鑑を見ても名前が分かりません。どうも毛虫は苦手です。(追記:通りすがりさんから、幼虫は旧ヨトウガ亜科でしょうね。秋キリガか越冬キリガかと思ったんですが・・・」というコメントをいただきました。もうちょっと調べてみます

昨日は図書館に行って、松本嘉幸著、「アブラムシ入門図鑑」(全国農村教育協会、2008)という本を借りてきました。先日、有翅型のアブラムシの写真を撮ったので、それを調べてみようと思ったからです。



全体はこんな感じです、頭と腹の先端を拡大してみると、



こうなります。ここで名前をつけた額瘤、角状管、尾片などの形から種類を調べていくそうです。角状管は開口部から粘液を出して天敵の行動を抑制したり、揮発性の警戒フェロモンを発して、付近の仲間に知らせたりするようです。角状管が細長いことからアブラムシ亜科らしいことは分かりましたが、それから先は写真ではよく分かりませんでした。一度捕まえて来ないといけませんね。

追記:上に載せたカバエ科spの顕微鏡写真を撮りましたので載せておきます。



今回のカバエ科はやはり♀のようでした。頭と胸を先日捕まえた♂と比較してみました。右側が今回捕まえた♀です。まず、複眼の大きさがだいぶ違うようです。♂は単眼をギリギリ挟むくらい大きいのですが、♀は単眼と複眼の間にかなり隙間が空いています。また、胸部背の三本線も♂ではかなり太く、♀では細いようです。



翅の模様は今度も同じようでした。この翅の模様から、おそらく今度の種もこの間と同じSylvicola sp. 2 (以前のS. japonicus)だと思われます。



これは後脚腿節です。先端は黒いのですが、後はだいたい黄色のようです。中央付近にわずかに黒っぽい部分がありますが・・・。





最後は腹部末端です。♀はこんな風になっているのですね

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No title

幼虫は旧ヨトウガ亜科でしょうね。
秋キリガか越冬キリガかと思ったんですが、資料を持ってないもんで分かりません。

No title

旧ヨトウガ亜科、こういう言い方があったのですね。もう一度、図鑑を見てみます。どうも有難うございました。
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