廊下のむし探検 やはり蛾とハエばかり
廊下のむし探検 第493弾
昨日の「廊下のむし探検」の結果です。昨日も今日も外出していたので、名前調べがあまり出来ていません。でも、とりあえず出しておきます。やはり、全体に蛾とハエが多いですね。中にはちょっと変わったものも出ていましたが・・・。
今日の最初はこの虫です。一見何だろうと思ったのですが、この姿から、これはカメムシ目アブラムシ科の虫であることが分かりました。でも、これから先どうやって名前を調べたら良いのかわかりません。触角が長いので、おそらく○○ヒゲナガアブラムシという種だとは思いますが・・・。
ちょうど羽ばたこうとしたので、翅脈も撮影出来ました。単純な翅脈ですね。
ところで、Wikipediaを見ると、アブラムシについてなかなか面白いことが書いてありました。それによると、アブラムシは春から夏にかけては♀が卵胎生単為生殖によって胎内に子を宿している♀を産むそうです。卵胎生というのは、卵を胎内で孵化させて子供を産むことです。こうやってどんどん♀を産み続け、爆発的に数を増やしていきます。あまりに数が増えすぎると、今度は翅の生えた♀が産まれ始めて、過密状態を緩和するようになるそうです。そして、秋から冬にかけては、今度は♂が産まれて、通常の卵生有性生殖をするようになるのです。
オナシカワゲラもいました。思えば、昨年はこれの名前を調べようと、四苦八苦していましたね。結局、カワゲラの検索はよく分からないままで止まっています。今年はもう少し頑張ってみようかなと思っています。
後は蛾とハエばかりです。また、フユシャクの♀がいました。翅が少し見えているので、エダシャク亜科ですね。体長は7mmほどの小型なので、たぶん、シロフフユエダシャクではないかと思います。
こちらは♂の方ですね。
これはヒロバトガリエダシャクです。これも昨年は3月12日が初見だったので、今年は10日以上早いことになります。どうも私のマンションだけには春が早くやってきているみたいですね。
この蛾、なんだか分かりませんでした。さて、何でしょう。(追記:通りすがりさんから、クロチャマダラキリガだと教えていただきました。どうも有難うございました)
この蛾もよく分からなかったのですが、分からないときはたいてい変化の多いクロテンキリガかなと思っています。(追記:通りすがりさんから、「翅形が細長く見えてスモモっぽいかなという印象ですね。」というコメントをいただきました。私はまだ決断できないのですが・・・)
これからはハエです。これはたぶんクロバエ科かなと思います。
次はユスリカですが、それにしても見事な触角ですね。こんなにしなくてはいけないのでしょうか。
この2匹は共にタマバエでしょうね。最近、タマバエが少し分かるようになってきました。もちろん、科までですが・・・。タマバエの翅はいつも干渉で綺麗に光って見えます。翅が薄いのでしょうか。
そういうとノミバエの翅も綺麗に見えることがありますね。最近、ノミバエも分かるようになってきました。まだ科だけですが、小さなハエが分かるようになるとちょっと嬉しいですね。
今日は図書館に行って、青木淳一著、「ホソカタムシの誘惑ー日本産ホソカタムシ全種の図説」(東海大学出版会、2009)という本を見つけ、全種というのに惹かれて借りてきました。新書版よりちょっと大きめのまったく普通の装丁の本なのに、ホソカタムシという名前を本のタイトルに出すとは・・・。ちょっとマニアックで、面白そうです。
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