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廊下のむし探検 何もいない

廊下のむし探検 第459弾

一昨日の「廊下のむし探検」の結果です。この日も朝は氷点下になる寒さでした。おそらく、虫はいないだろうなと思いながらも、午後から歩いてみたのですが、やはりほとんどいませんでした。でも、いないというのも一つのデータだなと思って出しておきます。





今日はこんなハエからです。上のハエはちょっと姿形が面白いので載せました。下のハエは何となくこの間調べたフンバエに似ている感じです。最近、ハエの科までの検索ができるように(?)になったので、捕まえたらできそうだったのですが、この間のハナアブでくたびれてしまったので、この日はパスです。本当はまだまだほかのハエもいたのですが、写真を撮ると捕まえて科を調べなければならないので、何となく見て見ぬふりです。(追記:通りすがりさんから、上の写真のハエについて、「シマバエ科のLuzonomyza(Tetroxyrhina)かLuzonomyza(Luzonomyza)かも。」というコメントをいただきました。調べてみると、「日本の双翅目 I.シマバエ科」に書かれているLuzonomyza(Tetroxyrhina)の一種とよく似ています。特に、上の写真をよく見ると、翅の下の腹の先端に2本の突起が見えています。これはLuzonomyza(Tetroxyrhina)の♂の特徴のようです)(追記2018/02/14:下のハエの方はトゲハネバエ科かなと思われます。詳しくはこちらを見てください



フユシャクはこのクロオビフユナミシャク1匹だけ。本当に寂しくなりました。





こんなクモが2匹いました。以前作った画像リストを見てみると、今年の1月にも見ていて、そのときはカチドキナミハグモにしていました。「日本のクモ」(文一出版、2006)で調べてみようと思って索引を見ても載っていません。あれっと思って、目次からナミハグモ科を探すとそこにちゃんと載っています。どうやら索引から抜けているようです。そう思ってネットを探してみると、「日本のクモ」2006年版の訂正記事がでていました。本文の17ページ分に相当する部分の索引がすっかり抜けてしまっているようです。その他、2010年版になって訂正された箇所も多数載っていました。だいぶ変更があるようです。

今年1月に出した記事には追記を載せていたので、もう一度、それを書いておきます。「谷川明男氏の日本産クモ類目録によれば、ナミハグモ科には3属86種が載っていて、そのうち、ナミハグモという名前の付くCybaeus属には84種が載っていました。」どうやら名前調べは相当に大変な感じです。クモはどうも苦手で、採集する気がしません。
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No title

1枚目はシマバエ科?
この辺はさっぱり分かりませんが…

クモが苦手とは思えないくらい出てきますが、クモは昆虫の居るところには大抵居ますからねえ。
調べようにも細部を見ないと科すら分からなくて余計に敬遠しちゃいますよね。
やっぱり脚は6本までです(笑)

No title

シマバエ科?のハエはLuzonomyza(Tetroxyrhina)かLuzonomyza(Luzonomyza)かも。

No title

通りすがりさん、こんな写真から属まで分かるのですね。びっくりしました。ネットで調べると、こんなpdfを見つけました。

http://www.ecoris.co.jp/pdf/japanese_diptera_i.pdf

ここには本当に似た種がでていました。このLuzonomyza(Tetroxyrhina)かもしれませんね。腹端節が角状に突出に突出し、触覚先端は尖らないというところが似ています。写真を見ると、本当に角状の突起もかすかに見えています。こんなことなら採集をしておけばよかったと悔やんでいます。

No title

クモは蛾と勝るとも劣らず苦手な「むし」の一つです。でも、廊下にいる「むし」はすべて調べようと思って、頑張って撮影しているうちにだんだん慣れてきました。でも、採集して、顕微鏡で調べると考えただけでも身震いしてしまいます。脚は6本以下と限定しておけばよかったのかも。

No title

やはり翅の下に見えるものは突起でしたか。
これは特徴的なものなんで、例外的に分かっただけです。
他のものもですが、双翅なんて99パーセント以上は分からないですからね。

苦手と言いつつもゲジやムカデまで撮って後悔することも通過済みです(笑)
鳥肌立てながら何やってんでしょうね(笑)

No title

写真を見た時には突起があるなんて全く気が付きませんでした。見る目がないんですね。面白いハエだったのに、採集しなくて残念!

でも、しょっちゅう写しているとオオゲジやムカデでも平気で接近して写すようになるのは不思議ですね。カメラのファインダーを覗いていると何故か平気になるみたい。
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