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廊下のむし探検 ケバエ、ホタルトビケラなど

廊下のむし探検 第434弾

昨日午後の「廊下のむし探検」の結果ですが、この日はどうしたことか蛾がまったくいませんでした。いよいよこんな日がやってきましたね。これから冬。今年はどうなるかな~。

さて、蛾の代わりにこの日目立ったのは、このケバエでした。





ケバエというのはこんな虫です。複眼が離れているので♀の方ですが、この日は♀ばかり全部で5匹もいました。結構、大型です。ケバエというので済ませようと思ったのですが、ついでに1匹採集してきました。夜、いつものHardy and Takahashi (1960)の検索表で名前を調べてみました。前脚脛節末端に長い刺と短い棘があることが、写真からも分かりますね。このことからBibio属であることが分かります。この後、Bibio属の検索表を丁寧に見ていくと、Bibio flavihalterという種にたどり着きました。

B. flavihalterは北隆館の「原色昆虫大図鑑III」にも出ていて、ウスイロアシブトケバエという和名がついています。発生が10-11月という秋から晩秋にかけてというところや分布が本州、九州というところは合っています。そのほか、大体の特徴はよく合っているのですが、体長が実測では10mmほどあり、論文では♀7.4mmとなっている点が気になりました。今度、もう少し詳しく調べてみます。



虫が少なくなるとついハエの写真を撮ってしまうのですが、名前調べをする段になると撮らなければよかったと悔やんでしまいます。これも翅脈をみると、ヤドリバエ辺りだと思われますが、それ以上は分かりません。それにしても、顔の前に出ている長い棘みたいなものは何なのでしょう。口器にしてはおかしいし・・・。



この間もいたトガリヒメバチの仲間ですね。これも採集してくれば、属への検索くらいはできるかなぁ。



この日はホタルトビケラも3匹いました。川べりを歩いていても、ひらひら飛ぶ姿をよく見かけます。



カメムシではキバラヒメヘリカメムシがいました。色がはっきりしていて、結構、格好がいいですね。



マンションにはヘラクヌギカメムシが多いので、おそらくヘラの方だと思いますが、ときどきは調べないと、別の種が混じっているかもしれません。



小さいカメムシで、ムラサキナガカメムシです。今年の3月初め頃、マンションの廊下に大量に出てきました。



そして、いつものヒメツチハンミョウです。今日は2♀。でも、1匹は潰されかけていました。廊下をうろうろと歩いているので仕方がないですね。この写真も頭の部分が何となく変な感じがするのですが・・・。
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No title

これはウスイロアシブトケバエだと思ってたんですが、メスで10ミリ以上は普通に居ますよね?
これと似た和名の無いものは10ミリ以下だったけど、ウスイロアシブトケバエのメスで10ミリ以下って見たこと無いかも。う~む…

下に何か居る様子も無いし、ヤドリバエにあんな口吻は無いでしょうし、謎ですねえ。

キバラヘリカメムシは先週、十数年振りに行った標高1200メートルのダムで見付けました。
休憩所やトイレの壁にクサギカメムシとヒメフキバッタも見付けたんですが、寒かったのと立ち入り禁止だらけになっていて何処にも行けなくなっていたんで捜索もせずに直ぐに帰っちゃいました。

No title

特徴はほぼウスイロアシブトケバエと一致するので、おそらくそうだと思いますが、どうも体長だけおかしいです。「原色昆虫大図鑑III」の記述はHardy and Takahashi(1960)の値を♂♀最大公約数的に書いてあるようです。HTも♀の個体はあまり調べていないような書き方なので、あてにはならないかもしれません。

キバラヘリカメムシは色合いが美しいですね。いるとつい撮影してしまいます。1200mとはずいぶん高所にもいるのですね。でも、こんなところにもクサギカメムシ・・・。
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