廊下のむし探検 面白い虫がいろいろ
廊下のむし探検 第431弾
秋も深まってきましたが、今日はいろいろと面白い虫がいました。
まず、今日の最初はこのクサカゲロウです。翅に黒い点が2つあって、これまでのクサカゲロウとは明らかに違います。千葉大のページの写真と比べると、クサカゲロウ族ではなくて、ヒロバクサカゲロウ族のようです。まだ、検索表を使った同定はしていないのですが、どうやらマツムラクサカゲロウのようです。それにしても、マンションにはいろいろなクサカゲロウが来ますね。
次はヒメツチハンミョウです。今日は♀がいました。今シーズン初めてです。♀の触角には瘤のようなものがないので、♂か♀かはすぐに分かります。
こちらは♂の方です。今日は結局、3♂1♀がいました。ほとんど毎日見ることができますね。
変わった模様のハエがいました。何だろうと思って撮ったのですが、同じ模様のハエは図鑑には載っていません。さらに、翅脈を調べると、イエバエ科に似ています。そういえば、頭、胸辺りは普通のハエみたいです。
横から撮ってみました。縞模様のように見えるのは、どうも何かの分泌物のような感じです。一体何なのでしょう。(追記:星谷 仁さんから、「ハエカビのようなものに寄生されているではないでしょうか」というコメントを頂きました。ハエカビというのは全く知らなかったのですが、ネットで調べるとよく似た写真がいっぱい出てきました。おそらく、そうですね。ハエカビは接合菌綱ハエカビ目に属するカビだそうです。ハエの体に胞子がつくと、内部に入って増殖し、分節菌糸体という菌糸の短いかたまりのような状態になります。体表面には胞子を作って、やがて、母体であるハエを殺してしまうという寄生菌の一種だそうです。つまり、外から見えている白い部分は胞子なのですね。コメント、どうも有難うございました)
これはクロヒラタアブでしょうね。フラッシュをたいて撮影したら、いきなりカメラにつけた「影とり」に止まってしまって撮影できませんでした。
ハエ目の虫です。名前は分からないのですが、一応、撮影してみました。(追記2018/02/20:ヒゲナガケバエ科のクロヒゲナガケバエではないかと思います)
天井からガガンボがぶら下がっていたのですが、どうも翅が逆を向いている感じです。
横から撮ってみました。やっぱりよく分かりません。
後はカメムシです。これはオオホシカメムシですね。
これはミナミトゲヘリカメムシですね。棘が尖っているのでうっかり触ると刺さると図鑑に書いてありました。
これも横から撮ってみました。白い体に黒い点が点々とついています。これは気門でしょうね。南方系のカメムシで南西諸島だけに分布していたものが、最近では関東あたりまで分布を広げたようです。
これはホソヘリカメムシですね。
それに、たぶんフタモンホシカメムシの5齢幼虫です。
最後はこのハンゲツオスナキグモです。今頃はよく見ますね。
蛾は次回に回します。
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