廊下のむし探検 台風直前の虫
廊下のむし探検 第412弾
台風19号が接近している大阪からの「廊下のむし探検」です。今日は台風が来るというので、午前中にマンションの廊下を歩いてみました。ひょっとして台風を避けて来ている虫でもいるかなと思ったからです。
今日の最初はこの蛾です。大変、派手な模様です。似た種もあるのですが、翅の前縁が黒くないので、シラオビアカガネヨトウだと思います。もし、前縁が黒いならば、マエグロシラオビアカガネヨトウというやけに長い名前の蛾になったのですが・・・。図鑑によると発生時期が6-8月というのでだいぶずれていますね。(追記:通りすがりさんから、発生時期については生態が把握しきれていない可能性があるというコメントをいただきました。MSWiさんからは、翅の前縁部分を折りたたんでいるので、背側からの写真では区別点の部分が見えない。したがって、時期の合っているマエグロの方かもしれないというコメントをいただきました。写真では確かに前縁の部分が見えていません。これは失敗撮影でしたね)
こういう模様のはっきりしない蛾が最近多いですね。オオバコヤガあたりかなと思うのですが、よく分かりません。
ヒメノコメエダシャクがまたいました。今度は左側に傾いていて、腹は左に曲がっています。やはり重力の方向に曲がるのかもしれませんね。でも、あえて斜めに止まるのはそれを意識したのかもしれません。遠くから見た時は蛾だとは思わず、枯れ葉かなと思ってしまいました。やはり、星谷 仁さんの左右非対称にして、天敵の目をくらますという説は合っているかも・・・。
これはシロオビノメイガですね。
相変わらず、地下駐車場にはガガンボがいっぱい。その他に、ムラサキトガリバも3匹いました。
小さいのであまり熱心に撮影しなかったら、実は、変わった形をしていますね。トビケラの仲間でしょうか。
これはベッコウハゴロモですね。
すっかり普通種になってしまったマツヘリカメムシが今日もいました。この日だけで2匹。本当に多いですね。
ツヤアオカメムシもたくさんいます。
顔を見てみると、これはスズキクサカゲロウのようです。どうやら数種のクサカゲロウが来ているようですね。
カネタタキは台風でも避けているのでしょうか。こんな格好でじっとしています。
最後は毛虫です。蛾類幼虫図鑑で見たのですが、残念ながら分かりませんでした。(追記:通りすがりさんから、セスジヒトリの幼虫かもしれないというコメントをいただきました。「標準図鑑」を見ると、近畿、四国北部、熊本などの都市近郊で見つかっているので、国外からの侵入種の可能性があるということです)
外では風がゴウゴウと音を立てています。もうすぐ、大阪に台風がやってくるのですね。
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