FC2ブログ

廊下のむし探検 蛾の巻

廊下のむし探検 第388弾

昨日の「廊下のむし探検」の続きです。この日も蛾がたくさんいました。今日の最初はこの蛾からです。



ゴマフボクトウというボクトウガ科の蛾です。昔はよく見たのですが、最近はほとんど見かけなくなりました。ボクトウガの幼虫は樹木に穴を掘る害虫ですが、ゴマフボクトウもいろいろな樹木にトンネルを開けるそうです。羽化まで2年かかると「大図鑑」には書かれていました。





アカスジシロコケガの♂が3匹いました。先日、♂の翅には性標があるということを知ったので、このうち1匹を捕まえてきました。性標は2つある黒点の上側の周辺です。



その辺りを拡大してみると、翅の前縁が曲がり、極めて大きな鱗粉が分布しています。黒い点の近くは翅が盛り上がっています。この辺りを実体顕微鏡で見ようと思って、迂闊にも毒瓶に入れたまま忘れてしまっていました。出してみると、翅が縮まってしまい、綺麗に写真に撮れません。別の2匹を捕まえようと思って採集にいったら、1匹はどこかにいってしまい、もう1匹は車に止まっていたのですが、車ごとどこかに行ってしまいました。止むを得ず、一度展翅をして翅を伸ばすことにしました。翅の裏側の鱗粉も変わっている感じでしたが、観察は翅が伸びてからにします。





コケガの仲間ですが、マエグロホソバとヨツボシホソバの♀はほとんど同じ模様で区別がつきません。M2という翅脈の有無で見分けるのですが、上の蛾ではその脈がないことが辛うじて分かるので、マエグロホソバかなと思います。下の写真ではよく分かりません。こんなに似ていて互いに属が違うというのは何か変ですね。



これはプライヤエグリシャチホコです。



外壁に止まっていたのですが、いかにもシャチホコガという感じの止まり方です。でも、シャチホコガそのものではなくて、ナカキシャチホコのようです。



こちらはギンモンシロウワバです。キンウワバの仲間はフラッシュをたくとどうも翅が光ってしまうようです。



これはキスジコヤガというヤガ科の蛾です。図鑑には5-7月に発生と書かれていますが、今ごろ見られました。



この間もいたマメチャイロキヨトウです。



似た種にツマキリエダシャク、ツツジツマキリエダシャク、モミジツマキリエダシャクがあり、いつも迷う蛾です。このうち、モミジは色合いも違うし、外横線の外側に2つの黒点あるので、すぐに区別がつきますが、ツツジとの区別は前翅の裏側の線の屈曲で見分けることになっています。標本をいくつか見てみたのですが、どうもその区別がはっきりとは分かりません。いずれにしてもこの写真ではよく分からないのですが、ツツジは稀ということで、ツマキリエダシャクということにしておきます。



これはいつもいるツマキエダシャクですね。



さて、問題の蛾が出てきました。これは難しい種です。似た種に、ベニスジヒメシャク、コ、フト、ウス、トガリあたりが分布から可能性があります。このうち、トガリはすぐに除けそうですが、後はなかなか難しいです。赤い筋が太い帯になっていなくて、また、縁毛や外縁に沿った線が赤いことから、コベニスジヒメシャクかなと思うのですが、自信はありません。



これも似た種が多いのですが、外縁に沿って黒い線があるのと、ツバメのしっぽが尖っているので、ヒメツバメアオシャクかなと思います。



例によって分かりにくいヒメシャクです。たぶん、ウスキヒメシャクかなと思います。



これはカバイロトガリメイガ



これはたぶん、ホシオビホソノメイガ



そして、クロフタオビツトガです。



最後はヘリオビヒメハマキです。

これでやっと終わりました。蛾の名前調べも大変です。

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

ゴマフボクトウは何年か見てませんね。
幼虫が入ってる場所は冬に見付けてあったんですが、春には臭い草に囲まれてしまって近付いてません(笑)

マエグロもヨツボシも見たことが無いんで、見付けてみたいんですよね。

ギンモンシロウワバは直線的な模様で分かり易いですし、カッコイイ感じで好きです(笑)
キンウワバの仲間は、夜に撮ったものと日中に自然光で撮ったものと両方が欲しくなりますね。

No title

ゴマフボクトウ、私も久しぶりです。少なくなったのかな。

キンウワバの撮影は自然光の方が良いですね。でも、地下駐車場にいるのでどうしてもフラッシュをたかないと見えなくて・・・。光る原因を調べてみようかな。
プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ