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廊下のむし探検 目の大きなテントウムシ

廊下のむし探検 第368弾

昨日の「廊下のむし探検」の結果です。今日はかなり変わった虫から紹介します。



やけに目の大きなテントウムシです。そう思って、甲虫図鑑を徹底的に調べてみたのですが、テントウムシにこんな大きな目の種はいません。それでは、ハムシの仲間かなと思って探したのですが、やはり見つかりません。いよいよ奥の手だと思って、「目の大きなテントウムシ」で画像検索してみました。すると、似た写真が見つかりました。実に、キボシマルウンカというウンカの仲間だったのです!びっくりしました。まさか、こんな形をしていて甲虫でないなんて・・・。学研生物図鑑には、「山地で見られるが、まれである。」と書かれていました。テントウムシに擬態しているのでしょうね。テントウムシの真似をして何か良いことでもあるのでしょうか。(追記:通りすがりさんから、「テントウムシが体内にアルカロイドを持っているからでしょう。捕まえると足関節から黄色い液体を出すのがそれで、カメノコテントウは胸部と足関節から匂いのキツい赤い液体を出します。」とのコメントをいただきました



次はこのコメツキです。ずんぐりした形をしているので、おそらくサビキコリの仲間だなとすぐに気が付きました。以前、コメツキの検索表を見ていた時に、「肢の爪の内側基部に対またはより多くの剛毛を生じる」とあったので、一度観察してみたいと思って採集してきました。



この写真は生物顕微鏡で撮影したものですが、爪の基部に剛毛が一本ずつ生えています。これのことなのかと初めて納得です。さて、サビキコリにもいろいろな種類があるのですが、この個体は体長15.5mmと大型です。こんな大型で本州に棲息するのは、「原色日本甲虫図鑑」では、サビキコリ、ホソサビキコリ、ムナビロサビキコリの3種です。絵合わせから、おそらくサビキコリかなと思いました。(追記:通りすがりさんから、「サビキコリで合ってると思います。」とのコメントをいただきました



また、クサカゲロウがいました。ちょっと高いところに止まっていたので、顔が写せなかったのですが、採集して調べてみると、カオマダラクサカゲロウと思われる個体でした。例によって、翅の段横脈の数を数えてみると、前翅は7/8、後翅は6/7でした。どうやらこのくらいに数値に落ち着きそうですね。



この間、調べたトゲナシケバエの仲間だと思われる個体がまたいました。やはり♂です。先日、通りすがりさんからコメントがあったように、♂が早く羽化しているのかもしれません。この間と同じ種だとすれば、Plecia membraniferaでしょうね(私の同定があっているとすれば)。



これはウシアブですね。(追記2018/03/05:検索表が♀用しかないので、♂の場合はTabanus sp.としておきます





ショウリョウバッタモドキがまたいました。いつ見てもスマートですね。



廊下の手すりの端にカマキリがいました。廊下から撮ると後ろ姿になるので、手すりから乗り出して前から写してみました。どうも、まだオオカマキリとチョウセンカマキリの違いがよく分かりません。



これはウスバカゲロウでしょうね。

あとはいつものクモたちです。



これはミスジハエトリですね。



そしていつものヤガタアリグモ。蛾は次回に回します。


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No title

キボシマルウンカとは良いものを見付けましたね。
この仲間に限らず、テントウムシ擬態のものが多いのは、テントウムシが体内にアルカロイドを持っているからでしょう。
捕まえると足関節から黄色い液体を出すのがそれで、カメノコテントウは胸部と足関節から匂いのキツい赤い液体を出します。
これを舐めると苦いので、捕食者から身を守ることになっている様です。
テントウムシどではないですけど、匂いからして多分ハムシも持っていますね。

これはサビキコリで合ってると思います。

ショウリョウバッタモドキの背面からは初めて見たかもしれません。
バッタって背面から見てる筈なのに、背面からの画像は珍しいですよね。

No title

この虫がウンカというのは本当に驚きました。ウンカのイメージとはまったく違いますね。テントウムシは体内にアルカドイドを持っているのですか。それならば、テントウムシに擬態するという意味も分かりますね。詳しい説明をどうもありがおつございました。

サビキコリも合っていそうでホッとしました。ショウリョウバッタモドキはスマートで惚れ惚れしてしまいます。好きなバッタになってしまいました。
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