廊下のむし探検 バッタが多い
廊下のむし探検 第364弾
この間から、近くの土手の草刈りをしているからかどうか分かりませんが、マンションの廊下には最近バッタの仲間がたくさん来ています。昨日はこんなバッタが来ていました。
たぶん、クルマバッタモドキだと思います。土手とは100mほど離れているのですが、そこから飛んできたのでしょうか。
いつものクビキリギスかなと思ったのですが、顔のところがちょっと違います。その部分を拡大してみます。
先の尖り方が鈍く、白い線が先端だけですね。図鑑で調べてみると、クサキリのようです。クルマバッタモドキもクサキリも「廊下のむし探検」初登場です。(追記:通りすがりさんから、クサキリの近似種についてのコメントがありました。調べてみると、確かに厄介です。オオクサキリは分布が違うとして除いたとしても、ヒメクサキリとクサキリの違いが微妙です。「大図鑑」には、ヒメは頭頂が細長く突出し、突出部は複眼間の幅より長いとあります。また、「生態図鑑」には、ヒメでは翅端がやや尖るとあります。Wikipediaには「ヒメは後脚脛節の褐色部分が少なく色が薄い」となっています。この写真を見ると、突出部は複眼幅よりは短かそうですが、翅端はやや尖り、後脚脛節は褐色が薄いので、結局、よく分かりません。とりあえず、クサキリとしておきましょう)
コオロギも最近良く見るようになりました。目と目の間に白い線があるので、多分、オカメコオロギの仲間ですね。産卵管があるから♀で、しかも長い翅があるので、最近、羽化した個体でしょうね。これだけ分かっても、名前の方は残念ながら分かりません。
こちらの方はカネタタキ♂の幼虫のようです。
甲虫はこのハムシだけでした。これはおそらく、スジカミナリハムシではないかと思います。
クモもいろいろといました。これはサツマノミダマシですね。
名前調べに時間がかかったのはこのクモでした。「日本のクモ」を何回見直しても見当たりません。おそらく、コモリグモの幼体だと思われるのですが・・・。何となく、色合いはカガリビコモリグモに似ているような気がしますが、やはり違うでしょうね。
こちらのクモも名前が分かりませんでした。アシナガグモの幼体かなと思うのですが、クモの名前調べは本当に難しいですね。
最後はヤスデです。ヤスデも拡大してみると、意外に整然とした美しさがありますが、名前は何を調べてよいのかさっぱり分かりません。
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