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廊下のむし探検 やっとヤママユ登場

廊下のむし探検 第354弾

いつも7月終わりごろから見るのですが、今年は遅いな遅いなと思っていたら、とうとうヤママユがやってきました。



といっても、ヤママユは私が怖い蛾の筆頭なので、こわごわ後ろの方から撮影しました。廊下の壁に止まっていたのですが、風に揺れてゆらゆらして、いかにもすぐに飛び出しそうです。いつもなら1シーズン10-20匹くらいは見るのですが、今年はこれがまだ1匹目です。ずいぶん少ない感じです。

ヤママユを除くとほかの蛾も低調で、小さな蛾ばかりでした。



こちらはヒトリガの仲間で、クロテンハイイロコケガといいます。コケガという名は、幼虫が地衣類を食べる種が多いからです。



これも同じヒトリガの仲間なのですが、似た種が多くてなかなか断定的に名前を言えません。おそらく、キマエホソバではないかと思いますが、自信はありません。



こちらはヤガ科のトビモンアツバです。これも似た種が多いのですが、これで大丈夫でしょう。



これも似た種が多いのですが、おそらくイネヨトウです。



この間からいるキオビベニヒメシャクです。



また、Scopulaがいました。今度はウスキクロテンヒメシャクではないかと思いますが・・・。



鮮やかな色の蛾で、ミツテンノメイガといいます。ミツテンというのは、前翅に淡い色の模様が三つあることによっています。



チャバネアオカメムシですね。



触角の節の太さから、ホシハラビロヘリカメムシではないかと思います。



こちらはハネナガマキバサシガメです。



クワガタの♀ですね。また、名前が分からないのですが、ノコギリクワガタかなと思っています。



天井に止まっていると、遠くからでもよく目立ちます。オオゾウムシという大型のゾウムシです。



これはホソアナアキゾウムシでしょうね。



そして、これもゾウムシで、ケナガスグリゾウムシです。この日はゾウムシがたくさんいました。



アオドウガネだと思うのですが、フラッシュをたくと緑色には見えなくなります。以前から思っているのですが、甲虫の写真はちょっと考えないといけないですね。



この間から、家の玄関の下にいてじっとしています。おそらくクシコメツキの仲間かなと思います。



天井に止まっていました。セスジササキリモドキの♀だと思います。「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」によれば、よく灯火に飛来し、低山の林内や樹上に住むと書いてありました。



コオロギがいました。写真を撮ってから後で写真を眺めてみると、後ろに伸びている白いものが見えます。これはいったい何なのでしょう。「生態図鑑」を見ても、長いものが見えているものとそうでないものがいます。でも、それに関してはちっとも説明がありません。

松浦一郎氏の「日本産オカメコオロギ属近似種の分類」New Entomol. 37, 17 (1988)を読むと、その点に関して詳しく載っていました。まず、白く長く伸びている部分は後翅のようです。この後翅は、羽化後1-2週間で脱落してしまうようです。それから、白い翅のすぐ下にある縞の入ったものは後翅が折れ曲がったものです。その下にある、黄褐色のものが産卵管です。従って、これは♀ということになります。

白い翅の上にあって、茶色い部分は前翅です。この写真では、前翅が腹の先端近くまで伸びていますが、これも実はあてにならないようです。というのは、同じ論文に「前翅も羽化当時は腹端まで覆っているが、成熟したものは腹端が出ている」というので、腹部と前翅の相対的な長さも変化するからです。ということで、図鑑を見るとき、翅の長さはあまりあてにならないことになります。そこで、今度は頭部を見ると、白い線が見え、頭部が盛り上がってような形になっています。従って、おそらくオカメコオロギの仲間だろうと思われます。本当は産卵管の先端の形を見ても分かったようなのですが、残念ながらこの写真には写っていませんでした。今度写してみます。
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No title

そう言えば、コオロギって後翅は要りませんよね。
コオロギの識別って、背面からではよく分からないんで敬遠しちゃいますね。

No title

コオロギの後翅が羽化後に脱落するという話は初めて知りました。虫は知らないことだらけですね。身近にいるコオロギも意外に名前調べが難しいですね。
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