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廊下のむし探検 ヒシバッタほか

廊下のむし探検 第353弾

廊下を歩いていると、掃除のおじさんが気の毒そうに言います。「虫がいないねぇ~。」
この間、マンションの集会室で虫展をしてから、少しずつ認知されてきたようです。何か変わったものがいましたかと声をかけられるようになりました。

それでも、今頃は本当に虫がいません。



外壁にヒシバッタが止まっていました。バッタは、「バッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑」という北大出版会の図鑑を見ているのですが、ヒシバッタは種類が多くてさっぱり分かりません。近畿に分布していそうなもののだけを拾っても、ハネナガ、ニセハネナガ、コバネ、モリ、ハラ、ヤセ、ヒメ、ノセなどがいて、図鑑の説明も少なく、何を見てよいやらさっぱり分かりません。(追記:後日、似た種を検索してみたところハラヒシバッタであることが分かったので、この個体もそうかもしれません

それで、いつもはあまり調べないのですが、今日はちょっとだけ図鑑の説明を読んでみてびっくり。翅のように後ろまで伸びているのは実は翅ではなくて、前胸背板が伸びたものだそうです。翅はその下にあって、前翅はこの写真では薄橙色の模様のすぐ脇にある網目模様のもののようで、後翅は前胸背板に隠れているみたいです。以前の写真で見てみると、



こんな感じなのですね。今度、一度捕まえてきてじっくり見てみたいです。



いかにもアカスジカメムシという感じのカメムシの幼虫です。翅が生えかけているので、5齢幼虫でしょうね。マンションの外壁に止まっていました。



この間もいたフタテンカメムシです。



アミガサハゴロモです。遠くからみると蛾が止まっているみたいでしたが、写真に撮ってみると目つきが違いますね。



マダラメイガの仲間であることは間違いないのですが、図鑑を見ていてもなかなかこれっという種にぶつかりません。そこで、ちょっとネットの画像検索でカンニングをしました。たぶん、ナシモンクロマダラメイガです。



トビイロシマメイガは普通こんな風に翅を広げて止まるのですが、先日の個体は翅を閉じて止まっていましたね。



これはヒメマダラミズメイガといって、幼虫は水の中で暮らす水生昆虫です。近くに川があるせいか、こういう水生昆虫がいっぱいやってきます。図鑑を見ると、幼虫はウキクサ、トチカガミ、ヒシ、スイレンを食べるということで、川よりは池に棲んでいるみたいです。



こちらはシロモンノメイガです。模様がはっきりしていますね。



これはアオアツバです。普段、たくさんいるので無視しているのですが、今日は虫が少ないので載せておきます。



Scopulaです(私も学名で格好良く書いてみました)。ヒメシャクですね。格好は良かったのですが、結局、種名が分かりませんでした。まず、中、外横線の形を調べました。なんとなく、ウスキクロテンヒメシャクに似ています。さらに、外縁の黒点列を調べます。これも似ています。ただ、ウスキクロテンの特徴である前後翅の横脈点が前翅に見えません。これから悩み始めました。モントビ、マエキ、ヤスジマルハ・・・。悩んだ挙句、結局、ギブアップです。(追記:翅が赤っぽい感じがしたのですが、ひょっとしてギンバネヒメシャクかな

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No title

1枚目のものはヒシバッタ属のものですが、ヒシバッタ属には十数種もあり、種までは分かりません。
ヒシバッタ上科の見分け方が分かるものがあると良いのですが…

悩ましくてよく分からないScopulaの典型的なパターンですよね。
種にもよりますけど、特徴とされる部分がよく出ている典型的なものでないと、どうしてもこうなっちゃいますよね。
で、学名を使うには便利な場面になると(笑)
そうやって一部だけ覚えちゃうんですよね。

No title

ヒシバッタ、詳しい図鑑がないとどうしようもないですね。一度、府立図書館に「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」を見にいってみようかな。文献を検索していたら、「昆虫と自然」の「絵解き検索シリーズ」で、「日本本土のヒシバッタ類(1)、(2)」(1998)が出ているようですが、これも手元にないので、どこかに見に行かなくては。

Scopulaは今のところ、ちょっとお手上げ状態です。やはり交尾器を見ないとどうしようもないのでしょうか。
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