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廊下のむし探検 ハチモドキバエなど

廊下のむし探検 第331弾

昨日の「廊下のむし探検」の結果です。昨日は天気がそれほど良くなかったので、歩くのをやめようと思ったのですが、つい歩いてしまいました。でも、虫の数は少なかったです。それでも、少ないなりに名前調べに悩む種類もいました。

今日の初めはこのハチモドキバエです。





いかにもハチみたいですが、ハエの仲間です。デガシラバエ科のハチモドキバエというのですが、よく見ると、この2枚の写真の個体は少し異なっています。前胸の模様もちょっと異なりますが、下の個体は上の個体に比べ、翅が全体に褐色を帯びていること、それに腿節が黒いことなどです。ハエに関する専門的な掲示板「一寸のハエにも五分の大和魂・改」にはこの仲間に関する相談が出ていました。それを読むと、上はオオハチモドキバエ、下はフトハチモドキバエではないかと思われました。ただし、この両者の区別について書かれた文献は日本にはなく、Korneyev and Nartshuk (2004)にあるとのことです。この論文はここからダウンロードできるのですが、残念ながらロシア語で書かれています。ロシア語は学生時代にかじったことがあるので、おそらく辞書があれば読めると思うのですが、辞書が手元になく、ひとまず名前調べはお預けです。



アリもいました。なかなか強烈な印象の写真ですが、これはクロオオアリだと思います。





そのほかにもこんなアリがいました。両者とも、頭部、前胸背板がつやつやです。上の写真の個体では脛節、跗節にふさふさの毛が生えていて、先日採集した個体と同じ種類のようです。下の個体ではそんな毛は生えていませんが、翅が取れた後があり、上とはよく似ていますが、細かいところで差も見られます。(追記2015/07/09:上の写真はヤマアリ亜科ケアリ属ヒラアシクサアリ♀だと思われます

アリの名前調べをしてみようと思って、マンションの周りでアリ探しをしました。上の写真を含め、全部で6種を採集したのですが、「日本産アリ類全種図鑑」で同定できたのは、3種に留まりました。もう少し頑張ってみたいなと思っています。



チャタテもいました。何となく全体に薄黒いのですが、図鑑には出ていないようなので、名前は分かりませんでした。



おそらくヒシウンカの仲間だと思うのですが、これも名前調べはギブアップ。



アリ探しをしているときに見つけました。シロヘリナガカメムの仲間ですが、これについては「日本原色カメムシ図鑑第3巻」に検索表が載っています。要は、革質部に白色紋があり、小盾板の両側の細い爪状部の基部に黒色紋があり、さらに、触角第4節の基部近くに白色環状紋があれば、モンシロナガカメムシ。白色紋がなければ、シロヘリナガカメムシ、黒色紋と白色環状紋がなければ、アムールシロヘリナガカメムシということになっています。この個体は白色紋があり、黒色紋もあり、触角の白色環状紋がちょっとはっきりしないのですが、おそらくモンシロナガカメムシだと思います。



同じくアリ探しのときに撮ったものです。ヒメウラナミジャノメです。だいぶ、廊下を逸脱してしまいましたね。



それでは廊下に戻って、蛾に移ります。この手のアオシャクはいつも悩むのですが、ツバメアオシャクではないかと思います。



コヨツメアオシャクは綺麗に撮れたので、載せておきます。



それにウスギヌカギバです。これも綺麗に撮れました。何だかアジア的な感じのする模様です。



これはマエモンシマメイガです。真後ろから撮ってしまって、ちょっと変な感じです。ハグルマエダシャクを除けば、蛾は実にこれだけでした。



カナブンです。フラッシュをたくと、いつもこんな色になってしまいますね。



変な形の甲虫ですが、おそらくナガクチキムシの仲間でしょうね。(追記2018/01/31:ハナノミの仲間かな



このカミキリは名前調べに苦しみました。初め、以前見たオオクロカミキリかなと思ったのですが、どうも違います。そこで、図鑑を見ていくと、どうやらヒメカミキリの仲間のようです。「原色日本甲虫図鑑III」に載っている種で、本州にいそうなのは、ヨコヤマ、テツイロ、リュウキュウ、チャイロあたりです。これらは、触角の第1,3,4節の長さと、前胸の長さ・幅の大小関係で見分けるようです。この個体で計ってみると、触角の第1節:3節:4節=48:55:42、前胸の長さ:幅=89:84となり、チャイロカミキリになりそうなのですが、分布は四国・九州となっていてちょっと分かりません。(追記2016/04/02:和名が間違っていました。チャイロヒメカミキリです

最後は地下駐車場の住人たちです。地下駐車場は薄暗くて、誰もいないとちょっと気味が悪い感じなのですが、そんな中で天井の隅を歩いていたのはこれです。



ムカデです。ムカデの種類についてはいろいろなサイトに書かれていて、これはトビズムカデのようです。(追記2018/02/26:ムカデの種類は分からないので、とりあえずムカデの仲間ということにしておきます



薄暗い天井にはこんなハチも止まってした。近づくと、向きを変えてこちらをにらむような体勢をとります。仕方なく、遠くから撮影しました。前伸腹節の模様がよく分からないのですが、おそらくセグロアシナガバチだと思います。

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No title

モンシロナガカメムシでしょうね。
触角の白色部は濃淡に個体差が大きい気がします。

ジャノメチョウの仲間は千葉では開発で激減してしまったものの1つで、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲが少数生き残っているだけです。

コヨツメアオシャクも綺麗な個体は良いですね。
今年は入浴中に明かりに飛んできたものしか見てません。

ウスギヌカギバは見付けてみたい蛾の1つです。

No title

通りすがりさん、コメント有難うございました。

モンシロナガカメムシでよかったですか。個体差があると検索では難しいときがありますね。

ジャノメチョウ類が減っているのですね。私の住んでいるところではまだまだ健在です。でも、だんだん減っていくのでしょうね。

ウスギヌカギバは私の好きな蛾の一つです。何となく日本的であるような、エキゾチックな感じのようでもあり。
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