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廊下のむし探検 ムツボシタマムシ、カメムシなど

廊下のむし探検 第311弾

一昨日と今日の「廊下のむし探検」のうち、蛾以外の結果をまとめました。蛾は圧倒的に多いのですが、そのほかの虫もぼちぼち出ています。今日、珍しいなと思ったのはこの虫でした。



銅色の体に金色の点が6つあります。体長は8.5mmと小さいのですが、見てすぐに、タマムシの仲間だなと分かりました。でも、図鑑を見てびっくり。Chrysobothris属に属する近似種が山のようにいます。生息場所や体長から、ツシマムツボシ、ヤマムツボシ、ムツボシあたりの可能性があるのですが、説明を読むと何となくムツボシタマムシかなと思いました。



先日もいたのですが、キンイロジョウカイがまたいました。なかなか立派ですね。



以前、センチコガネとオオセンチコガネの見分け方をブログに書きましたが、これはセンチコガネの方です。



これは昨年も見たのですが、そのときはフナガタクチキムシとしました。今回も図鑑を見直したのですが、やはりそれかなと思いました。



真っ黒なコメツキです。採集してきたので、今度、調べてみます。(追記:通りすがりさんから、ルリツヤハダコメツキかな?というコメントをいただきました。早速、調べてみると、確かに図鑑の記述とよく一致しています。間違いなさそうです。採集して検索を行っていたのですが、「頭部は楕円形状で、口器は下方に開く」というコメツキ亜科の特徴と、「頭部は矩形状で、口器は斜め下前方に開く」というカネコメツキ亜科の特徴の違いが分からず、悩んでいました。お陰で、その意味が少し分かってきたような気がします。どうも有難うございました



マツノシラホシゾウムシかニセマツノシラホシゾウムシか分からない個体です。早く名前で呼びたいですね。

甲虫はこれくらいにして、次はカメムシにします。



これはウシカメムシです。両脇に出ている角を牛に見立てたのでしょうね。



これは初めて見るカメムシです。図鑑で調べると、セスジナガカメムシみたいです。



ヤニサシガメがのそのそ歩いていました。この日は2匹いました。こんなにゆっくり歩いているのに、獲物がいると、結構すばやく移動できることをこの間見ました。



ツチカメムシの5齢幼虫です。



そして、こちらはもっとずっと小さなマルツチカメムシです。






小型のクサカゲロウです。翅の横脈が黒いです。触角の間に黒い点があり、顔の模様も複雑です。千葉大のページと比べてみたのですが、ぴたりとくる種がありません。でも、おそらくヤマトクサカゲロウかなと思っています。(追記:tos*k*hiさんから、イツホシアカマダラクサカゲロウだと思いますというコメントをいただきました。千葉大のページにも出ているそうです。改めて見直してみると、特徴はよく合っている感じです。どうも有難うございました



これはネットで調べて、ホリカワクシヒゲガガンボではないかと思われます。



これはササグモです。



このクモ、フクログモの仲間だと思いますが、名前は分かりません。



ヤスデもいました。名前までは分かりませんね。一応、載せておきます。

蛾は次回に回します。
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No title

こんばんは ☆
ムツボシタマムシ 綺麗ですね ~ ♪
初めて見ました !タマムシは そんなに沢山の種類が いるのですか?
私は緑っぽい 縦に模様のキラキラしている 、定番?のタマムシしか知りません。それも あまり 見かけたことがないのですが(笑)

先日の 顕微鏡を使っての 観察も素晴らしかったですね ♪それに しても 蛾が 多いですね !

No title

tokoさん、お早うございます。

私もこんなタマムシ初めてです。この間のチビタマムシといい、タマムシにもずいぶん種類があるのですね。

チョウ250種に対し、蛾は5000-6000種いると言われています。まだまだ出てきますよ。

顕微鏡写真、頑張っています。少しずつうまく撮れるようになってきました。でも、まだまだです。これからもよろしくお願いします。

No title

ええっ?! ろっ!6000種類?
凄いですね~!
日本に生息するのは そのうち どれくらいいるの? 蝶みたいに 移動するのもいる? ごめんなさい 質問ばかりで
この前 変な蛾が 部屋に居ました。1cmくらいで ヤガと形は似ていて 前両脚を真横に広げ 背中に 楕円形の ものが 着いていました。模様ではありませんよ。
怖くて 外へ出しました。あっ!むしさんのリストで調べてみますね (笑)

No title

日本に5000-6000種もいるのですよ。だから、蛾の名前を調べるときに図鑑を初めから見ていくと、5000種も見ることになるんです。渡りをする蛾がいるかどうかは知りませんが、中国大陸から飛んでくる蛾はいます。

今度、蛾がいたら写真を撮っておいてくださいね。調べますから。

No title

了解しました !( ̄^ ̄)ゞ

No title

最近このホームページの影響を受けて自宅で灯火採集を始めました
昔採集に使っていたブラックライトを引っ張り出し2時間程度ですが
見るだけでも楽しいですね
自宅だけでは種類が限られるので近所の大きな公園へも
最近この公園に結構面白い種類が生息していることがわかりました
蝶ではギンイチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリ、カミキリでは少し前は珍品だったチャイトヒゲビロイド 結構楽しめます

No title

山猫さん、こんにちは。
すばらしい環境のところにお住まいですね。ギンイチモンジは一度生息地に連れていってもらって見たことがあります。ミヤマチャバネもチャイロヒゲビロウドも見たこともありません。きっと私のマンションより、いろいろと面白い種が集まるのではないでしょうか。私のマンションも、あまりに虫が多いので、以前、照明を赤みを帯びたものに変えてしまいました。それからずいぶん虫の数が減ってしまいました。一部をブラックライトにするというわけにもいかないでしょうね。

No title

写真のクサカゲロウは、イツホシアカマダラクサカゲロウだと思います。千葉大のページにも載っていましたよ。そこで調べて、一昨年に私のページにも載せました。
http://biodb.i.hosei.ac.jp/web/tosaka/Lacewings/index.html

私も自宅団地の虫を撮影しています。蛾が中心ですが、カミキリやゾウムシもいろいろとやってきます。
http://www3.pf-x.net/~tosakah/moth/index001.html

No title

tos*k*hiさん、初めまして。

イツホシアカマダラクサカゲロウ、どうも有難うございました。確かに、そう思って千葉大のページを見てみると、そのように見えますね。私は気が付きませんでした。

ホームページも拝見しました。いろいろな鳥や虫など幅広く撮影しておられ、充実した内容ですね。私は一昨年からブログを始めたばかりで、まだ、ほんの駆け出しです。今後とも、どうぞよろしくお願いします。「冬鳥夏虫」という言葉は面白いですね。かなりの虫屋さんがそんな感じですものね。

No title

ムツボシタマムシは悩んだ思い出が(笑)
はっきり区別できませんよね。幸いにも?一度しか見付けたことはありませんが。

コメツキはルリツヤハダコメツキかな?

コメントしたいものが多すぎてはしょりました…

No title

通りすがりさん、コメントをどうも有難うございました。

ムツボシタマムシはやはり難しいのですね。初め見たときには、特徴がはっきりしているので喜んだのですが、図鑑を見て呆然としました。

コメツキ、ツヤハダコメツキの仲間でしたか。実は、亜科への検索表の最後のところのコメツキ亜科かカネコメツキ亜科かで悩んでしまい、それ以上進んでいませんでした。大いに助かります。

<<コメントしたいものが多すぎてはしょりました…
そう言わずに、ぼちぼちで結構ですので、コメントをいただければ助かります。お仕事に差し支えない程度で・・・。
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