廊下のむし探検 トックリバチが巣作りしていました
廊下のむし探検 第288弾
一昨日の「廊下のむし探検」の続きです。今日はまずハチからです。
廊下の手すりの外側の部分にこんなハチが巣作りしていました。胸と腹の黄色い模様からドロバチ科のトックリバチだと分かりました。名前の通り、先が細くなった徳利のような巣を作るようです。今作っているのは下の部分で、この部分が丸い球状になります。完成したかどうか、昨日、見にいけばよかったのですが、外出していたので、今日、見に行ってみます。ひょっとすると、掃除のおばさんが片付けてしまったかもしれませんが・・・。
これはコマルハナバチの方でしょうか。どうもクロとコの違いがよく分かりません。一度捕まえて観察すれば良いのでしょうが、ハチの採集はちょっと抵抗感があります。(追記:通りすがりさんから、毛先が不揃いなのでクロではなさそうですが、頬の長さや点刻で見分けるので、背面からでは難しいとのコメントをいただきました)
小さいカミキリです。廊下の隅にいました。似たような種が多くて、だいぶ迷ったのですが、ヒメナガサビカミキリかもしれません。胸や翅の模様、触角の長さ、翅端の形、体長などから判断しました。
地下駐車場の天井にいました。中型のカミキリです。どうも地下駐車場は暗くて、フラッシュをたいても暗くなってしまうことが多いようです。ちょっと工夫が必要です。模様からマツノマダラカミキリかなと思います。
これはウスモンカレキゾウムシですね。
大きいので、ナガクチキムシ科のオオクロホソナガクチキかなと思っていたのですが、体長を測ってみると13mm。微妙な数字です。検索表によると、クロホソナガとオオクロホソナガは前胸側稜線の長さで見分けるようです。この写真からは後縁から中央部辺りまでは側稜線が伸びていそうですが、それ以上は分かりません。横からも撮ればよかったですね。
小さい甲虫で、ハムシ科のフジハムシだと思います。この間作った甲虫画像リストによると、4月に何度か見ています。
先日、通りすがりさんからクリサキテントウのことを教えていただきました。成虫はナミテントウとそっくりで見分けがつかないのですが、幼虫は区別ができるということでした。調べてみると、ナミは背側部が淡色で、さらに、突起も淡色ですが、クリサキは背側部だけで突起は淡色でないとのことです。この写真をみて、これはクリサキかもと思ったのですが、ネットで調べるとナミの若齢幼虫はこんな姿のようです。図鑑を詳しく読むと、ナミは腹部第1-5節の背側部が淡色、クリサキは第1-7節が淡色とあります。この写真は第1-5節あたりが淡色なので、やはりナミテントウかもしれません。
カイガラツヤカスミカメは最近良く見ます。この日も2匹いました。
黒い丸が小さいので、ヒメホシカメムシの方ですね。
体型からホソハリカメムシかなと思うのですが、ハリカメムシとは触角第1節の裏側に黒い筋が入るかどうかで見分けます。この写真ではちょっと分かりません。
カタビロクサビウンカがまたいました。変わった形の虫ですね。
綺麗なクモですが、マンションの廊下初登場です。カタオカハエトリといいます。図鑑によれば体長2-3mmだそうで、これは♂の方です。
そして、最後のこのクモはアサヒエビグモだと思います。
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