廊下のむし探検 タチバナチビチョッキリかな
廊下のむし探検 第248弾
昨日の午後、廊下を歩いて見つけた虫たちです。午前中も歩いたのですが、午後歩いてみると、甲虫が多くなるようです。今日は小さなチョッキリを見つけました。
初め、ゾウムシの仲間かなと思って、「原色日本甲虫図鑑IV」を見てみました。チョッキリに似ているなと思ったのですが、頭から胸、そして腹の部分が一体となったような壺のような形のチョッキリは載っていません。仕方なく、ネットでチョッキリ、チョッキリと探しているうちに、4年前に高槻市の9才の小学生が近畿初のチョッキリを見つけたという記事に行き当たりました。その写真を見てびっくり。それにそっくりです。タチバナチビチョッキリというチョッキリ族チョッキリ亜族に属する虫でした。近似種があるのかどうか分かりませんが、ひょっとすると珍しい種類なのかもしれません。
廊下には小さな甲虫がいっぱいいるのですが、カメラを近づけると決まって動き出します。動き出しても、瞬間止まることがあるので、その瞬間を狙って写真に撮ろうと追いかけています。虫の方も必死なようで、こんな段差があると、
ころっとひっくり返ってしまいました。起き上がってもまだ、下翅がちょっと出ています。これはツマキアオジョウカイモドキです。
この虫も動き回っていました。形からてっきりキクイムシだなと思ったのですが、頭に丸い点刻列があり、羽も点刻だらけで、さらに、触角も違うので、違う種類でした。ナガシンクムシ科のニホンタケナガシンクイという種に似ていますが、これも似た種があるのでなんとも言えません。
ツノブトホタルモドキもこの日も3匹ほど、やはり廊下で動き回っていました。
そして、名前の分からないマルガタゴミムシです。離れたところではじっとしているのですが、カメラを近づけると決まって動き出します。よほど写されるのが嫌なのでしょうね。
その他、ウスチャコガネが2匹いました。
そして、これはヒラタハナムグリかな。これはじっとしていました。
この小さな甲虫は科も分かりませんでした。かなり長い毛が周辺だけに生えています。(追記:通りすがりさんから、マルトゲムシ科の一種に似ているというコメントを頂きました)
マダラカゲロウの仲間が廊下の壁に止まっていました。♂だったので、尾部を拡大してみると、把握器がよく分かります。この形から、オオマダラカゲロウのようです。
今頃は、廊下にケバエの仲間がいっぱいいます。今日採集してきたので、今度名前を調べてみます。(追記:検索をしてみた結果、Bibio simulansまたはBibio omaniという種になりました)
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