廊下のむし探検 ウンカやらクモやら
廊下のむし探検 第232弾
マンションの廊下も毎日歩いていると、出てくるメンバーも固定してきます。そうすると、何か変わった虫はいないかなぁと必死に探すのですが、やはり何かはいるものです。昨日はこんな虫がいました。
ウンカの仲間です。ウンカも種類が多いので、おそらく名前までは分からないだろうなと思っていたのですが、ためしに、「学研生物図鑑 昆虫III」を調べてみると、何となくナワコガシラウンカに似ています。山地に産するとのことですが、ネットで調べると結構引っかかりました。また、近縁種がいて交尾器をということになるかもしれませんが・・・。
オナシカワゲラもいました。下の写真の個体は脚が黒いので、捕まえてきて顕微鏡で見てみるとびっくり。
頭の下の裏側に手のような形をした鰓(えら)の痕跡が左右2つずつ付いていました。おそらく、フサオナシカワゲラだと思うのですが、フサオナシの「フサ」というのは、こういうものなのかと初めて知りました。
こんなクモもいました。おそらくズグロオニグモではないかと思います。まだ小さいのですが、大きくなると気味悪くなるでしょうね。
この間もいたササグモです。
まだ小さいのですが、ザトウムシの仲間もいました。ザトウムシはクモ綱ザトウムシ目に属する「むし」です。
オオトビサシガメも時々見るようになりました。
そして、アメバチの仲間もいました。翅に途切れたような脈があるので、おそらくOphion属ですね。ちょうど標本で種の同定をしていたところだったので、ちょうどよいと思い、網を持って採集に行きました。強い風が吹いていたので、網が膨らむ方向にと思って前面から網を近づけていったら、触角に触れるか触れないかというときに、あっという間に横方向に逃げていきました。思ったよりずいぶん素早かったです。もう、残念で残念で!!
後は蛾の仲間です。
キリガの仲間ではブナキリガがやたら多かったのですが、これはクロミミキリガではないかと思います。今シーズン初めてです。
これはモクメクチバ。
そして、プライヤキリバ。
シャクガの仲間では、モンキキナミシャクがこの日は30匹ほどいました。ギフウスキナミシャクも数匹くらい。それに、カバナミシャクはうじゃうじゃ。その中にすっきりしたカバナミシャクも混じっていました。ヒメカバナミシャクです。カバナミシャクの中では好きな方です。
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