廊下のむし探検 クシヒゲシャチホコ
廊下のむし探検 第26弾
12月も半ばが過ぎましたが、いまだに虫が続々と出てきます。今日は外出する前にちょっと探してみたのですが、地下駐車場の入り口と天井に合計3頭の蛾がいました。雨模様の天気だったのですが、こういう天気のときは意外に多いような気がします。
ぱっと見て何の種類だか分かりませんでした。家に戻ってから調べてみると、クシヒゲシャチホコであることが分かりました。これはメスの方です。オスの方ですと、触角が大きな櫛のようになっていて、それでこんな名前が付けられたのです。以前の記録を見てみると12月16日にオス1頭を見ていました。毛むくじゃらなのは寒さ対策でしょうか。
天井に止まっていた蛾はチャバネフユエダシャクで、フユシャクの一種です。この蛾でこの冬、4種類目のフユシャクになりました。例年、12月上旬から1月上旬にかけて発生しています。
この蛾も天井にいました。鱗粉がだいぶ取れてしまっていて、写真からは種類が判定できませんでした。やむを得ず、網を持って採集に行きました。今頃の蛾は温度が低くて動けないので、網でちょっと触ると、ころっと地面に落ちてきます。家に帰ってから調べてみると、ニッコウトガリバのオスであることが分かりました。写真を良く見ると、左右の翅の間に黒い点が見えます。これは黒い鱗粉が盛り上がったもので、これがニッコウトガリバの特徴でした。
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