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廊下のむし探検 元日の虫たち 

廊下のむし探検 第199弾

元日の午前中、ひっそりとしたマンションの廊下を歩いてみました。大きな虫は少なかったのですが、小さな虫はあちこちで見ることができました。



マンションの廊下と外がつながっている部分の外壁に小さい虫がたくさんいます。以前、フユシャクの♀もこの壁に止まっていました。今日はどうだろうかと楽しみに行ってみると、小さな虫が動いていました。体長3mmほどの小さい虫ですが、拡大してみるとカメムシの仲間みたいです。日本原色カメムシ図鑑第1巻を見ても出ていません。何だろうと思って、第2巻を見ると出ていました。ハナカメムシ科という聞きなれない科の個体でした。チビクロハナカメムシとクロハナカメムシという2種が似ているのですが、触角の色などからクロハナカメムシの方ではないかと思います。

ハナカメムシは大きさが2-4mmの小さなカメムシの一群で、花上で生活するため、こんな名前が付けられているようです。アザミウマやアブラムシ、ハダニといった小型の害虫に対する天敵と知られていて、生物農薬として販売までされているようです。



そんな小さなカメムシを撮影しているすぐ横に変わった虫が止まっているのに気が付きました。写真を一枚撮ったら、あっという間に飛び跳ねていってしまいました。



その辺りを探していると、1m以上離れた階段の上に止まっているのに気が付きました。目の大きな虫です。

飛び跳ねるのでトビムシかなと思ったのですが、全然違いました。セミのような目をしているので、カメムシ目を探してみたのですが、なかなか見つかりません。翅が短いので、幼虫かもしれないと思って、ネットで探し回りました。ほとんどが成虫写真しか出ていないので、今度は原色昆虫大図鑑IIIで、目の周辺の形をもとに成虫写真と照合して探してみました。

マルウンカ科が何となく似ているので、今度はその中の一種ずつ、「名前、幼虫」で検索をかけてみました。ついに似た種にたどり着きました。カタビロクサビウンカの幼虫に似ていました。分布が本州、四国の山地で、数は多くないとのことで、その種そのものかどうかはよく分かりません。検索の途中で、ウンカの幼虫が飛び跳ねるとき、二本の後ろ脚を同時に動かすために、歯車のような機構があることを見つけた論文が昨年のサイエンスに出ていたことが分かりました。



ゴミムシの仲間もいました。ゴミムシは皆よく似ていて名前が分からないことが多いのですが、琵琶湖博物館の電子図鑑「里山のゴミムシ」で、絵合わせで探してみると、クロツヤヒラタゴミムシに似ているような気がしました。



これも小さい甲虫ですが、触角が変わっています。「キノコ」という名前のつく甲虫にこんな触角のものが多かったことを思い出し、その辺りを何度も見てみたのですが、結局、見つかりませんでした。(追記:通りすがりさんから、タマキノコムシ科Leiodes sp.の様だと教えていただきました。)





ナミテントウは何匹かいました。



このハエも模様がはっきりしているので、分かるかなと思ったのですが、まだ、探し方が分からず、結局、ギブアップです。





蛾はこの2種でした。上はチャバネフユエダシャク、下はノコメトガリキリガです。両方共、昨年末からたくさん出ています。



ハエトリグモもいました。おそらく、マミジロハエトリの♀かなと思うのですが、はっきりはしません。





それに、いつもいるコカニグモネコハグモです。

正月でも探してみると結構、「むし」はいるものです。小さな「むし」が多いので、名前調べは大変ですが・・・。
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No title

特徴的な触角の甲虫ですが、タマキノコムシ科Leiodes sp.の様です。
脚がヒラタムシ上科じゃないと思ったら、ハネカクシ上科なんですね。

No title

通りすがりさん、いつもコメント有難うございます。
タマキノコムシ科の甲虫ですか。触角が変わっているので、キノコムシの仲間かなと思ったのですが、全く違う上科で似たような触角の種がいるのですね。上科の違いを脚で見分けることは初めて知りました。甲虫は難しくて、なかなか名前まで辿り着きません。今後ともよろしくお願いします。
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