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廊下のむし探検 ツチハンミョウ、フユシャクのメスほか

廊下のむし探検 第187弾

昨日は、気温が低く風も強くて、いかにも虫などいないような一日だったのですが、廊下を歩いていると不思議といろいろな虫に出会えます。マンションの廊下は本当に楽しい所ですね。





2週間ぶりにヒメツチハンミョウに出会えました。しかもメスの方です。まだ、お腹は大きくなっていません。マンションの西の端の廊下を結構速いスピードで歩き、そのまま壁を登り始めました。この寒さの中でも意外に元気です。いったい、いつまでやってくるのでしょう。



ナナホシテントウナミテントウが集まっていました。匂いに惹かれてきたのか、それとも井戸端会議なのか。



こんな斑紋のテントウもいました。図鑑を見ても該当する種がないので、やはり、ナミテントウの斑紋変化でしょうか。



「大図鑑」のコバネナミシャクの辺りを探しまわったのですが、どうもぴったりとくるのが見つかりません。シタコバネかハイイロコバネあたりにしようかなと思って、「標準図鑑」のナミシャクのページを開いたら、そこに出ていました。ミドリアキナミシャクです。私は初めて見ました。「大図鑑」には、北海道、本州、九州に分布し、初冬に出現すると書いてありました。



こちらのナカオビアキナミシャクはこの間からずっと出ています。





クロスジフユエダシャクも2匹いました。





それに、今、ブログで話題になっているフユシャクのメスも廊下にいました。フユシャクのメスは皆同じような形をしていて、しかも翅がなかったり小さかったりで、種類が判別しにくいです。鱗翅学会の機関誌の「やどりが」のNo. 152 (1993)に中島秀雄氏が「冬に出現する尺蛾ー新・フユシャク類の採集」という記事を書いておられ、この中でメスの標本写真が一堂に載せられています。上の写真のメスは、頭の脇の両側に出ているのが、退化した翅だと思うのですが、このくらいの小さな翅を持っている種はフユシャクのうちでもエダシャクに限られています。今頃発生するエダシャクで主なものはクロスジフユエダシャクとチャバネフユエダシャクで、チャバネはほとんど翅がないので、おそらく、クロスジフユエダシャクかなと思っています。それにしても、マンションの廊下でフユシャクのメスを見たのは初めてです。



こういう蛾は冬によく見るのですが、模様がほとんど見えないので種類ははっきりしません。オオシマカラスヨトウだということにしておきます。

その他の昆虫です。



この頃、クサカゲロウの姿を時々見ます。顔の模様で種を見分けられるようですが、試しに拡大してみたら、これはカオマダラクサカゲロウのようです。



ケバエ科で和名のないBibio omaniだと思います。(追記:2014/04/29付のブログでケバエ科の検索を行い、上記写真と似た種はBibio aneuretus(キスネアシボソケバエ)だろうという結果になりました。この種は、「原色昆虫大図鑑III」と「札幌の昆虫」に出ています。ただ、大図鑑によると発生時期が3-6月なので再検討が必要です



これはいつもいるホシクロトガリヒメバチでしょうか。






共に小さなハチなのですが、名前までは分かりません。



最後のこの写真の虫はちょっと変わった感じがします。翅が2枚なので、初め、ハエ目かなと思ったのですが、複眼の形が違います。翅脈もちょっと変わっています。さっぱり分からなくて、昆虫大図鑑IIIの図版を見ていったのですが、やはり分かりません。諦めようかなと思ったのですが、最後に学研生物図鑑昆虫IIIを眺めていたら、同じような翅脈のハチがいました。タマバチの仲間です。昆虫大図鑑IIIには不思議とタマバチ科が載っていません。学研生物図鑑の方には、クリタマバチとクヌギイガタマバチの2種類が載っています。「タマバチ」で検索すると、虫こぶを作る張本人で、冬は翅をなくしたり、単為生殖をしたりと、奇妙な生活をするハチのようです。
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No title

マンションでクロスジフユエダシャクのメスがみられるなんて!
歩いてやってきたのでしょうね!
いくら歩くのが速いといっても大変だったでしょうね!
ビックリしました!

No title

ピンちゃんのママさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
私もビックリです。それにしても我がマンション、ツチハンミョウといい、フユシャクのメスといい、翅の退化した虫たちがぞろぞろと歩いてやってくるところですね。

No title

ツチハンミョウにフユシャクのメス…。
この時期に豪華なメンバーが揃ったものですね。

フユシャクのメスなんて、木からそんなに移動しないもんだと思っていましたが、まさか棟内に複数個体が見られるとは。

No title

Weapon Shouwaさん、お早うございます。
ツチハンミョウとフユシャクのメス、同時に見られるなんて思いも寄りませんでした。フユシャクのメスは1匹だけです。角度を変えて写真を撮ったので・・・。例年12月になると、マンションの廊下は寂しくなるのですが、今年は結構賑やかです。それでは。
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