FC2ブログ

廊下のむし探検 ハエ目

廊下のむし探検 第1091弾

3月16日にマンションの廊下で見た虫の続きで、今日はハエ目です。



最初はこのハエです。これまでに撮ってきた写真と比べてみると、トゲハネバエ科ではないかと思いました。トゲハネバエ科については以前調べたことがあります。この日は採集しませんでした。



これはタマバエ。先日、「手作り図鑑」の中に書いた亜科の検索表を見ると、Lestremiinae亜科ではないかと思います。亜科の検索には翅脈、跗節、単眼の写真が必要なのですが、前二者については撮影したのですが、最後の単眼は撮り忘れました。





これはこの間から見ているクロツヤニセケバエだろうと思います。



次はキノコバエ。この日はカワゲラの写真を撮ることに夢中で、キノコバエについてはこんな写真しか撮っていませんでした。



とりあえず翅脈を見てみました。翅脈の名称はMNDに従っています。R脈からM脈の基部にかけて暗色の斑紋があります。「新訂原色昆虫大図鑑III」の図版を見ると、こんなところに暗色斑にあるのはMycetophilinae亜科のMycetophila属みたいです。翅脈もMNDの図とよく似ています。たぶん、Mycetophilaかもしれません。ただ、「日本昆虫目録第8巻」によると、日本産のこの属には30種。種まではまだまだです。せめてもう少しはっきりした写真を撮ればよかった・・・。



これは何だか分かりませんでした。それで翅脈を見てみました。



翅の真ん中に中室(dm)があります。「絵解きで調べる昆虫」の絵解き検索表を見ると、中室があり、こんな風にCuA脈が回帰的になっているのはオドリバエ科みたいです。だとすると、捕獲脚はないし、R4+5脈が分岐していないので、Rhamphomyia属かもしれません。口器を見ないと本当かどうかよく分かりませんが・・・。



ガガンボは私にとっては虫の空白区になっています。何とかしないといけないのですが、標本にしようとするとこの長い脚がぼろぼろと取れて、無残になるので、どうも気が進みません。



最後はノミバエです。脛節に刺毛があるので、ノミバエ亜科です。触角の下の部分に何か飛び出していますが、これは口肢です。R4+5脈が分岐しています。体につやがあるので、ひょっとしてツヤノミバエ属 Burmophoraかなと思って文献を探してみました。

T. Goto, "A New Phorid Fly of the Genus Crinophleba from Japan (Diptera, Phoridae)", Kontyu, Tokyo 51, 376 (1983). (ここからダウンロードできます)

これはCrinophleba angustifronsの記載論文ですが、その後、Burmophoraに移されたようです。ぱらぱら見たのですが、よく分かりませんでした。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ