FC2ブログ

廊下のむし探検 ハネカクシ、蛾など

廊下のむし探検 第1083弾

3月9日にマンションの廊下で見つけた虫です。



うーむ、ハネカクシですね。たぶん、ハナムグリハネカクシあたりだと思うのですが、ハネカクシは私にとっては虫の空白区になっています。今年は何とか、少しは手を出したいと思っています。それで、例によって検索表の載っている文献を探してみました。



まずは亜科の検索です。日本産の亜科については「日本列島の昆虫全種目録(2018年)」に載っている亜科を左欄に書きました。ついでに、属の数と種の数をその右の欄に書いています。実に2383種もいるのですね。どうしようもない感じです。右の3つの欄は次の文献に出ていた検索表でこれらの亜科が扱われているかどうかを〇印で示したものです。また、欄外には日本産の亜科にはないものを列挙しました。

[1] A. Brunke et al., "Staphylinidae of Eastern Canada and Adjacent United States. Key to Subfamilies; Staphylininae: Tribes and Subtribes, and Species of Staphylinina",  Canad. J. Arthropod Identification No. 12 (2011).(ここからダウンロードできます)
[2] Mike Hackston, "Family Staphylinidae key to UK subfamilies" (2019).(ここからダウンロードできます)
[3] C. E. Tottenham, "Staphylinidae Section (a) Piestinae to Euaesthetinae", Handbooks for the Identification of British Insects Vol. IV, Part 8(a) (1954).(ここからpdfが直接ダウンロードできます)

だいたいは網羅しているので、とりあえず、亜科までは何とかなりそうです。上の個体がもしハナムグリハネカクシ類 Eusphalerumだとすると、ヨツメハネカクシ亜科Omaliinaeに属するため、単眼のあることだけを確かめると亜科を確かめることができます。ただし、文献[1]によると、Eusphalerum属とPycnoglypta属では単眼が明瞭でない場合もあるそうです。この日は採集しなかったのですが、今日は採集したので、頑張って亜科の検索をしてみたいと思います。

追記2019/03/12:文献[2]は更新されていたので、それに従って表の内容も変えました。文献[2]の著者のMike Hackston氏は甲虫を中心に、ハエ、ハチを始め、あらゆる昆虫の英国版絵解き検索表を発表されている方で植物も調べられておられるようです。たぶん、アマチュアの方だと思います。ResearchGateによると英国のKings Schoolという中高一貫校にお勤めのようです。それにしても精力的にやられているのには感心します。私もこの方を見習いたいと思いますが、とてもとてもそこまで追いつきません





次はこの蛾ですが、調べても名前が分かりません。なんか翅の形が変な感じなのですけど・・・。



これはホソウスバフユシャク





オナシカワゲラの仲間です。カワゲラも実は私にとっては空白区になっています。



これはマンションの外で見つけたテングチョウ



ついでに3月4日に天井に止まっていた蛾を出し忘れたので、出しておきます。たぶん、ウスベニスジナミシャク。残りはハエ目が残っているのですが、これは次回に回します。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ