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廊下のむし探検 甲虫、フユシャク♀ほか

廊下のむし探検 第1067弾

ネタ探しに昨日もマンションの廊下を歩いてみました。最近は「手作り図鑑」づくりで忙しく、あまり調べる時間がないのですが、とりあえず見た虫を紹介します。





最初に見つけたのはこのハネカクシです。2匹いました。ハネカクシは名前が分かりそうにないので、初めからギブアップです。

柴田泰利ほか、「日本産ハネカクシ科総目録(昆虫綱:甲虫目)ー2014年までの追加と訂正―」、九州総合博物館研究報告第13号、33 (2015).

この総目録を見ると、日本産ハネカクシ科は400属2335種41亜種。十分にやる気をなくさせる数字です。





マンションの壁にこんな虫がいました。シャクガ科フユシャク亜科の♀です。体長は5.8mm。いつも見ている「標準図鑑」も中島氏の「冬に出現する尺蛾ー新・フユシャク類の採集」も写真が小さくて種類までは分かりませんでした。



これも小さなクモです。エビグモ類の幼体でしょうね。



次はコバチの仲間です。体長は2.6mm。一応、「絵解きで調べる昆虫」の検索表を見てみると、ヒメコバチか、コガネコバチかというところでした。



最後はシャクガ科の幼虫です。分かりそうにないので、調べていません。ということで、名前が分からないものだらけでしたね。後はハエ目が残りました。次回に回します。

雑談)今日はケバエ類をまとめてみました。意外なことがいろいろありました。



これは2016/11/18に写したものですが、こんな感じのハエをずっとクロヒゲナガケバエだと思っていました。でも、ヒゲナガケバエには翅のRs脈が分岐することがHardy and Takahashi (1960)に載っていました。これは分岐していないので、ヒゲナガケバエ科ではありません。結局、タマバエ科のCatotricha属ではないかと思っています。

次は、トゲナシケバエ科の生活史を調べてみました。実は、生活史はほとんど分かっていないようです。ただ、MCAD(Manual of Central American Diptera (2010))によると、通常、ケバエ科のBibio属などは前脛節末端の刺で穴を掘り、そこに卵を産むようですが、トゲナシケバエ科には刺がないので、地面表面に直接産むと書かれていました。トゲナシケバエ科の中ではPlecia nearcticaの生活史が比較的よく分かっています。というのは、羽化した成虫が5月と9月に高度300mから500mほどの間に風に乗って大量に飛んでいることが観察されたり、また、移動する車の窓ガラスに大量についたり、冷却機に入ったりして人間生活に弊害を及ぼしているからです。詳細は図鑑の方に書いておきますので、そちらを見てください。もう少しで出来上がります。
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