家の近くのむし探検 蛾、ハエ、ハチ
家の近くのむし探検 第456弾
シダを探すついでに虫探しもしようと思って、8日の午前中にいつもの道路脇の茂みあたりに出かけたのですが、途中で久しぶりに知人に会い、話し込んでしまいました。それで、結局、写真は虫3種だけでした。
最初はマエアカスカシノメイガです。フラッシュをたいたら、ちょっと銀色に光っている感じです。
それにキゴシハナアブです。こんな季節でも花粉まみれですね。
近くに止まったので、脚を写してみました。ハラアカアブヒメバチは後脚脛節が黒、白、赤の三色になるのですが、これは黒と白だけです。でも、似ているので、同じDiplazon属かなと思って、以前検索に使った論文をちらっと見てみました。
T. Uchida, "Beitraege zur Kenntnis der Diplazoninen-Fauna Japans und seiner Umgegenden(Hymenoptera, Ichneumonidae)", J. Fac. Agri. Hokkaido 50, 225 (1957). (ここからダウンロードできます)
でも、脚や小盾板の色だけでは分かりそうにありません。やはり採集すればよかったですね。後の祭りですが・・・。
雑談1)最近は虫が少なくなったので、観察に出かけても、なかなかこれはと思った虫にぶつかりません。それで、冬はシダとかコケとか少し植物も調べてみようかと思っています。この間の日曜日はいつもの植物観察会が京都府立植物園で開かれたので、ドライブがてら家族と出かけてきました。家族と行くと、私はいつも生態園で野草を写し、家族は温室に行ってしまうのですが、この日の観察会は植物園の外周を回るコースで普段は見ることのない植物を見ることができました。写真は一応撮ったのですが、どうもぱっとした写真がなくて、出そうかどうしようか迷っています。
雑談2)今日は昼間でも7~8度しかなかったのですが、ちょっと晴れたので、マンションの廊下を歩いてみました。虫はカメムシを除いて10匹くらいかなと思って歩いたら、案の定、10匹ほど虫が見られました。今日の収穫は翅に黒帯のあるキノコバエが見られたことです。キノコバエは以前から調べてみたいなと思っていたのですが、なかなかきっかけがありませんでした。でも、特徴のある種だとその特徴だけで名前が分かるかもしれないので、検索の練習にはうってつけです。それで、早速、採集しました。すぐに冷凍庫に入れたのですが、冷凍庫の中を見ると、シマバエ科、ヒラタアシバエ科、何だか分からないハエなどが吸虫管の瓶に入れたまま眠っていました。早く調べなければ・・・。
雑談3)以前から作っている「手作り図鑑」ですが、もうほとんど出来上がって、後は甲虫の一部を残すだけになりました。でも、いつもそうなのですが、ほぼ出来上がると不満なところが出てきて、また作り直し始めるので、ちっとも完成に近づきません。これまではただ、写真だけを並べて図鑑風にしていました。蛾ではそれでも十分に役に立ちそうですが、ハエやハチでは細部が分からないとこれではほとんど役に立たないのではと思い始めました。これまで写したのは、ハエは名前の分からないのも含めて250種あまり、ハチは150種ほどになります。以前、シダ80種余りを細部の写真も載せて1種につき1~2ページにしてまとめてみたのですが、後から見るとなかなか充実して面白くまとまりました。やはり、ハエやハチも1種1ページくらいにした方がよいかなとまたまた迷っています。
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