家の近くのむし探検 ガ、アブラムシなど
家の近くのむし探検 第447弾
10月30日にいつもの公園に行ってみました。今頃になるとユスリカがやたら目に付くのですが、その他にも虫はちょこちょこいました。
まずはマンションで見つけた蛾です。これはキトガリキリガ。秋に見られるキリガの仲間です。
それに、クロモンキノメイガ。
公園で最初に見つけたのは、この間も見たキバラケンモンの幼虫でした。
次はイトカメムシ。これはまだちょこちょこいました。
テントウもいました。これはダンダラテントウかな。斑紋は変化があるというので、「原色日本甲虫図鑑III」に載っている検索表を見ると、ダンダラテントウ属は「触角は前頭の幅と等長かより短い;触角末端節は前節より狭く先端はとがる;触角基節は長さより幅広く、内方に強くふくらむ」とのことです。
ちょっと拡大してみました。前頭は白い部分の下縁付近をいうのかなと思うのですが、確かにそれと比べると触角の長さは等長くらいです。先端節はやや尖っているようです。さらに、基節は内方に膨らんでいることは分かります。ということで、ダンダラテントウでよいのではと思いました。
これは有翅型のアブラムシです。縁紋が変わっているので、分かるかなと思ったのですが、図鑑には有翅型があまり載っていません。それで、まだよく分かりません。
これは「日本のユスリカ」に載っている図から、ナカオビツヤユスリカ♂かなと思いました。
次はまたアブラムシです。これに似た種は以前調べたことがあります。その時はミズキヒラタアブラムシ亜科Anoecia属だろうということになったのですが、それ以後、進展はありません。まだ他にもいろいろといたのですが、次回に回します。
雑談)今日は文化祭で展示を行いました。中学生の展示も同じ部屋で行い、展翅体験、顕微鏡での虫や植物の観察、クイズなど、いろいろと用意していたので、子供たちは結構喜んでいたようでした。我々のグループは鳥の写真と私が出した蛾の標本でした。予想通り、鳥は人気があったのですが、蛾の方の人気はいまいちでした。それでも興味を持ってくれた方や中学生がいたので、ちょっと嬉しかったです。
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