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家の近くのむし探検 バッタ、ハエ、クモなど

家の近くのむし探検 第444弾

10月24日にいつもの散歩コースを歩いて見つけた虫の続きです。



ちょっと痩せた感じなのですが、白い点々がついているのでオンブバッタかなぁ。(追記2018/11/20:通りすがりさんから、「オンブバッタのオスですね。そちらではもしかしたらアカハネオンブバッタも見られるかも。」というコメントをいただきました。そんなオンブバッタもいるのですね



これはヤマギシモリノキモグリバエだろうと思っているハエです。写真を写してから、そういえば、送っていただいた資料でキモグリバエは調べられるんだと思い出し、先ほど写した場所を何度探しても見つかりません。残念!



これはタケトゲハムシ







アリグモが何かを加えています。何でしょうね。



今度はジョロウグモがバッタを捕まえています。よく見ると、小バエが2匹止まっています。

追記2018/11/20:立西さんから、「あるブログを拝見していたところ,クロコバエ科 Milichiidae の中でクモやサシガメの獲物に集まっておこぼれを貰う習性を持つグループがいることを知りました。ジョロウグモに捕まったオンブバッタに集まっている小バエももしかしたらそうかもしれないと思ってコメントしてみました。2017年4月12日の記事の中で少し触れられていますね。」というコメントをいただきました。なるほど、「捕食性昆虫と片利共生関係」ですか。これは面白い情報を有難うございました。ところで、写真をもう一度見直してみると、辛うじて翅脈が見えるのですが、クロコバエ科の特徴である前縁脈のsc切目というのがない感じだし、Sc脈が前縁まで達している感じがします。クロコバエ科ではないかもしれません。写しているときに気が付けば採集していたのですけどねぇ。いずれにしても、「捕食性昆虫と片利共生関係」というのは面白いですね。今度、調べてみます。それから、産卵管の形からツユムシみたいですね。

その後、ちゃんと読んだわけではないのですが、MilichiidaeのWikipediaを見ると、freeloader fliesとかjackal fliesとか呼ばれているようです。freeloaderというのはただで飲食物をたかる者という意味で、jackalはジャッカルですね。要はほかのものの餌から出る体液をちゃっかり舐めるハエで、特にクモの餌にたかることが多いようです。だとすると、やはりこのハエはクロコバエかなぁ。もうちょっとちゃんと読んでみます。どうも有難うございました。 

さらに、その後、Wikipediaやそこで引用されている論文を読んだのですが、クロコバエ科のほか、ノミバエ科、キモグリバエ科、タマバエ科、ヌカカ科などが集まるようです。でも、クロコバエ科が本命のようです。さらに、対象となる捕食者はクモではジョロウグモ科、ササグモ科、カニグモ科があり、その他にも、ムシヒキアブ、サシガメなんかも対象になり、さらにはカマキリの獲物にたかるハエもいたそうです。獲物としてはカメムシやミツバチなどが中心で、主に、匂いを出す獲物に集まるとのことです。何となく、はっきりしない論文が多くて、そのままにしていますが、今度、まとめて報告したいと思います。立西さん、面白い話をどうも有難うございました



それに、ワキグロサツマノミダマシ





これはカラムシだったかなぁ。



最後はキバナコスモスに来ていた蛾です。かすかに見える模様からオオバコヤガかなと思ったのですが、どうでしょう。(追記2018/11/20:ささきさんから、「最後の蛾はお察しの通りオオバコヤガです。気温が下がってくると、昼間に活動するようになるんですね。」というコメントをいただきました。コメント有難うございました。合ってましたか。よかった。確かに普段あまり昼間見る蛾ではないですね
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最後の蛾はお察しの通りオオバコヤガです。気温が下がってくると、昼間に活動するようになるんですね。

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コメント有難うございました。合ってましたか。よかった。
確かに普段あまり昼間見る蛾ではないですね。

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オンブバッタのオスですね。そちらではもしかしたらアカハネオンブバッタも見られるかも。

No title

いやぁ、見たことがないですね。そんなのがいるのかなぁ。
最近は外に行ってもさっぱり虫はいないし、たまにトンボの翅脈でも勉強しようかと思ったら、えらく難しいし・・・。ちょっと落ち込んでいます。

No title

お久しぶりです。
あるブログを拝見していたところ,クロコバエ科 Milichiidae の中でクモやサシガメの獲物に集まっておこぼれを貰う習性を持つグループがいることを知りました。ジョロウグモに捕まったオンブバッタに集まっている小バエももしかしたらそうかもしれないと思ってコメントしてみました。既にご存じでしたら恐縮です。

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2017年4月12日の記事の中で少し触れられていますね。

No title

なるほど、「捕食性昆虫と片利共生関係」ですか。これは面白い情報を有難うございました。

ところで、写真をもう一度見直してみると、辛うじて翅脈が見えるのですが、クロコバエ科の特徴である前縁脈のsc切目というのがない感じだし、Sc脈が前縁まで達している感じがします。クロコバエ科ではないかもしれません。写しているときに気が付けば採集していたのですけどねぇ。いずれにしても、「捕食性昆虫と片利共生関係」というのは面白いですね。今度、調べてみます。それから、産卵管の形からツユムシみたいですね。

No title

ちゃんと読んだわけではないのですが、MilichiidaeのWikipediaを見ると、freeloader fliesとかjackal fliesとか呼ばれているようです。freeloaderというのはただで飲食物をたかる者という意味で、jackalはジャッカルですね。要はほかのものの餌から出る体液をちゃっかり舐めるハエで、特にクモの餌にたかることが多いようです。だとすると、やはりこのハエはクロコバエかなぁ。もうちょっとちゃんと読んでみます。どうも有難うございました。
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