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家の近くのむし探検 昆虫採集ついでの撮影

家の近くのむし探検 第439弾

近くの学校の中学生が授業の一環として文化祭に「昆虫館」というテーマで出展するというので、私はアドバイザーとして参加しています。展示する標本の数がかなり少ないので、少しでも標本を増やしてやろうと思って、14日午前に河原に昆虫採集に行きました。その行き帰りに見た虫と花です。



まず、出がけにマンションの廊下で見つけた虫です。折角、「日本産ゴミムシダマシ大図鑑」を買ったので、これで調べてやろうと思って図版を見ていきました。触角がかなり長いし、上翅の点刻列が特徴的だし、頭が下を向いていることなど手掛かりに探してみると、ほぼ一意的にコマルキマワリ Amarygnus (A.) curvusになりました。この図鑑、図版が綺麗で見やすいのですが、検索表が載っていないので、候補が絞られたときに最終的にこれだと決定するときにちょっと困りますね。検索表はどこかにないかなぁ。



河原に着きました。この間採集した種はできるだけ避けて採集してみました。採集したのは、キタテハ、ウラギンシジミ、ウラナミシジミ、チャバネセセリ、それに、アキアカネ。ちょっと少なかったかな。帰りに花をちょっと撮りました。これはヒヨドリバナ



それより今頃、桜が咲いていました。これは珍しいなと思って撮ったのですが、ブログに出すのがちょっと遅れたら、その後、テレビで桜の開花を次々と報道していました。全国的に咲いているようです。先ほどのニュースによると、葉の付け根に9月頃に花芽ができるのですが、通常、葉から発育を抑える物質が出ているのでその年は咲かないのですが、今年は台風で葉が取れてしまったので、咲いているとのことでした。





でも、今頃の桜はちょっと寂しそう。でも、何となくいいですね。





8月に白いユリがいっぱい咲いていた斜面にはこんな種がいっぱいできていました。これはタカサゴユリではなくて、高速道路の法面などに植えられた栽培種シンテッポウユリが逸脱したものではないかと以前書いたのですが、こんなに種がいっぱいできるのなら、来年もたくさん咲くでしょうね。

雑談1)3週間前に家の中で足の指をぶつけたのですが、未だに歩いていると指先が腫れてくるので、今日は整形外科に行ってみました。やはりひびが入っているのは間違いないとのことです。あまり激しい運動はしないでと念を押されました。そろそろジョギングや早歩きの散歩を始めたいなと思っていたのですが、もう少し我慢します。

雑談2)冬になると大量のキモグリバエがマンションの壁いっぱいに付きます。せめて名前だけでも知りたいなと思って、これまで何度か検索を試みたのですが、いずれも挫折していました。今日は思いがけなく貴重な資料をお送りいただいたので、その資料を使って早速検索してみると、ナミネアブラキモグリバエ Thaumatomyia notataという全世界的に分布している種らしいことが分かりました。これまで撮ってきた顕微鏡写真でもある程度検索はできるのですが、一部撮っていない写真があるので、もうすぐなのでやってきたら早速調べてみたいと思います。資料をお送りいただき、どうも有難うございました。

雑談3)中学生の展示とは別に昨年一緒に自然展を開いた3人のグループでも文化祭に出展をすることになりました。私は蛾の標本と説明パネルを出そうと思っているのですが、ついでに手作り図鑑を完成させて展示しようと思って、この間から入力を始めました。まだ、目次や索引ができていないのですが、チョウ目、ハエ目、甲虫目のうちハムシ上科・ゾウムシ上科の写真と和名、学名の入力が終わりました。カメムシ目はすでに終わっているので、あと少しです。だんだん先が見えてきました。
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