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家の近くのむし探検 フタスジモンカゲロウ、甲虫など

家の近くのむし探検 第401弾

6月9日に家の近くで田植え体験があったのですが、それを見学に行ったときに見た虫の続きです。最近は校外学習やら、田植えやらで、ずっと続けてきた虫の観察がむちゃくちゃになっている感じです。早くその時の写真整理が終わって、日常に戻らなくては。でも、未だに部屋では昨日羽化したシナハマダラカに加えて、小さな蚊が新たに羽化して、容器の中で飛び回っています。なんだか落ち着かない・・・。



田植えをしているところのすぐ脇に山から水を引いている用水路があります。その脇の茂みにこんなカゲロウがぶら下がっていました。翅がピカピカでいかにも羽化したばかりです。腹部の模様からフタスジモンカゲロウではないかと思います。





こちらも羽化したてでしょう。脱皮殻がすぐ横にありました。



これは亜成虫。まるで森の妖精のように白く輝いています。ここで荷物を置いて、この茂みでじっくりと虫探しをすることにしました。



まずは小さなハチです。小さいのですが、動き回るのでちょっと気になります。吸虫管で捕まえようとするとさっと逃げてしまいます。



これはミズアブで、以前、Microcrysa flaviventrisとjaponicaで迷ったときの個体と似ています(こちらこちらを参照してください)。過去の記事を読むと触角鞭節により見分ければよいようです。採集しようと思ったのですが、また逃げられてしまいました。でも、数日後もう一度来た時に無事に採集しました。早く顕微鏡で観察したいのですが、顕微鏡周りが田んぼからとってきた水でいっぱい。それに、あの蚊を何とかしなくては・・・。(追記2018/06/26:触角第3節が3節に分かれているところがこの写真でも辛うじて分かり、また、後脚脛節切端近くに黒い帯があります。Nagatomi(1974)の検索表によれば、これでたぶん、Mcrocrysa japonicaか、nigrimaculaのどちらかになるのですが、後者は九州以南の分布なので、たぶん、Microcrysa japonica♀でよいのではと思っています。別の個体での検索結果はまだ出していないのですが、とりあえずはこちらに書いてあります



それに、やたらカノコガがいっぱい止まっています。カノコガはキク科のタンポポが食草なのに、どうしてでしょう。



大型のカワゲラもいました。せっっかく「原色川虫図鑑成虫編」を手に入れたのですが、まだ心に余裕ができていなくて、今回もパスです。



この茶色の翅のハエは何度か見たと思うのですが、まだ調べていなかったなと思って採集しました。そもそも何科なのだろうか。(追記2018/07/04:この写真の個体は採集していたので、「絵解きで調べる昆虫」に載っているハエ目の検索表で調べてみました。たぶん、シマバエ科だろうということになりました。属への検索は、株式会社エコリスのホームページにある「日本のシマバエ科 属への検索試案」を使わせていただきました。かなり怪しいところもあるのですが、とりあえずMinettia属になりました。この名でネットの画像検索をすると、よく似た写真が出てくるので、ひょっとしたら合っているかもというところです。ここから先は種の検索表がないので、よく分かりません



用水路脇の茂みを離れて、いつもの校外学習のコースを歩いてみました。これはこの間、「絵解きで調べる昆虫2」で検索して、ベニボタル属になり、触角第3節の形状から、とりあえず、ベニボタルLycostomus (L.) modestusにしておこうと思った個体です。今回は綺麗に撮れました。



こちらはギンボシキヒメハマキ



これはハムシダマシ



これは初めての甲虫だと思うのですが、「原色日本甲虫図鑑III」で調べてみました。肩の部分が赤いので、たぶん、ホタル科ミナミボタル亜科のカタモンミナミボタル Driloster axillarisではないかと思います。



これはムラサキシラホシカメムシだと思うのですが、一応、「原色カメムシ図鑑第3巻」に載っている検索表で確かめました。小盾板の基部に大きな三角形の黒紫色紋はない→前胸背側角は棘状にならない→革質部の先端は小盾板の先端まで届くか、わずかに届かない→小盾板前側角の黄色紋は通常大きく、小盾板基部の幅の約1/4、となり、無事にムラサキシラホシカメムシになりました。ついでにアリはトビイロシワアリかな。



最後はゲジです。背面に黄色い点があるので、いつもマンションで見ているオオゲジの幼体ではないかと思われます。オオゲジ、オオゲジと言っているのですが、これにも種類があるのかな。Wikipediaでは、Thereuopoda cluniferaという学名が当てられていました。(追記2018/06/22:通りすがりさんから、「日本のゲジはゲジとオオゲジの2種だけなので、オオゲジの幼体で合ってますね。オオゲジは南方系なので長野じゃ寒くて見られませんけど、千葉では両種とも見られました。」というコメントをいただきました。以前、カマクラオオゲジ Thereuopeda feroxというのがいると聞いたことがあったので、いろいろ種類があるのかなと思っていたのですが、Catalogue of Lifeを見ると、これはオオゲジ Thereuopoda cluniferaのシノニムになっていました。ということは、安心してオオゲジと呼んでよいのですね。コメントどうも有難うございました
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No title

日本のゲジはゲジとオオゲジの2種だけなので、オオゲジの幼体で合ってますね。
オオゲジは南方系なので長野じゃ寒くて見られませんけど、千葉では両種とも見られました。

No title

以前、カマクラオオゲジ Thereuopeda feroxというのがいると聞いたことがあったので、いろいろ種類があるのかなと思っていたのですが、Catalogue of Lifeを見ると、これはオオゲジ Thereuopoda cluniferaのシノニムになっていました。ということは、安心してオオゲジと呼んでよいのですね。コメントどうも有難うございました。
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