家の近くのむし探検 カゲロウ、ハエなど
家の近くのむし探検 第392弾
5月27日に家の近くにある林の入り口で見つけた虫の続きです。
見た順に出していきます。これはカゲロウの亜成虫です。尾が3本あるので、たぶん、マダラカゲロウの仲間だと思います。
これは大きなミノムシです。たぶん、オオミノガ。以前、外来の寄生バエの影響でほとんど姿を消したという話だったのですが、その後はどうなったのでしょう。(追記2018/06/22;通りすがりさんから、「ミノムシはチャミノガのもので、大型ならメスかも。最近はキタクロミノガが続々と羽化してましたよ。 」というコメントをいただきました。だいぶ大きかったのでオオミノガかなと思ったのですが、チャミノガの♀ですか。残念です。キタクロミノガというのは聞いたことがなかったですが、一応、近畿でも分布しているようですね。探してみようかな。でもミノガの♂はあまり見ないからなぁ)
キンバエの仲間です。採集しないと種は分からないのですが、この程度の大きさだとちょっと迷いますね。どうもハエは苦手。
同じハエでもガガンボは怖くはないのですが、脚が長くて標本にするときに取れやすいのでこれも躊躇します。でも、採集すればよかったかな。これは♂みたいなので。
小さなハエですが、ヤマギシモリノキモグリバエではないかと思っているハエです。頭頂部が金属光沢で光っていて、拡大すると意外に綺麗です。今年の正月に検索したことがありました(こちらとこちら)。そのときはモリノキモグリバエ属 Rhodesiellaまでは達したのですが、そこから先の種の検索はまだできていません。
葉を曲げてその中に隠れているクモがいました。以前も見たことがあって、その時は追い出してみたのですが、そうしたらアオオニグモであることが分かりました。これもたぶんそれでしょう。
これはヒメバチだと思うのですが、採集していないので亜科までは分かりません。
これはシマサシガメです。
写真がかなり暗くなってしまったのですが、これはクサグモ。
こんな変な虫が活発に動き回っていました。止まってくれないので、なかなかうまく撮れないのですが、これはクサカゲロウの幼虫です。千葉大のサイトにクサカゲロウが成虫、幼虫の写真が載っているのですが、それと比較するとスズキクサカゲロウの幼虫みたいです。
これは尾が2本。たぶん、ヒラタカゲロウ科の亜成虫♂みたいです。
そして、ミダレカクモンハマキ。
ハルノノゲシにアブラムシがいっぱいついていました。体に暗い帯があるので、たぶん、タイワンヒゲナガアブラムシみたいです。
よく見たら子供を産んでいるのも見られました。アブラムシは胎生だったですね。
これはこの間からいるカミムラカワゲラあたりの種。
葉の裏についていたので、横からしか撮れなかったのですが、これはドクガの幼虫かなぁ。
川の土手にある畑の風よけにヒシバッタが止まっていました。以前、ヒシバッタの検索をしたことがあったのですが、こんな写真でも結構、検索することができます。腿節末端に窪みがあるので成虫。第2のノッチ(窪み)があるのでヒシバッタ属。
前胸背板を前から見ると、断面の上面が少し膨らんでいることからハラヒシバッタではないかと思います。
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