家の近くのむし探検 蛾と甲虫
家の近くのむし探検 第389弾
5月24日にいつもの林の入り口の道と道路沿いの茂みで虫探しをしました。この日も虫は30種ほどいたのですが、それに植物4種を加えるとかなりの数になりました。
最初がこんな毛虫の写真じゃあと思ったのですが、見た順に載せようかと思って敢えて載せます。
結構、大きかったのですが、この黒い台形模様を見るとすぐに分かります。たぶん、キバラモクメキリガの幼虫でしょうね。地面に這いつくばりながら、下から撮っていたら、通りすがりの方が何かいるのですかと聞かれ、この毛虫ですと言ったので、たぶん、呆れられておられたと思います。何の葉だか調べてくればよかったのですが、忘れてしまっていました。
これはハナウドに来たミダレカクモンハマキではないかと思います。
こんな曲芸に興じているのはジョウカイボン。
雰囲気、クシコメツキみたいですが、よく分かりません。
すぐ横にいたキスジホソマダラ。最近、よく見ますね。
これもよく見るハムシです。キベリクビボソハムシ。
これはクロコガネの仲間です。これも似た種がいました。クロコガネとマルオクロコガネです。前胸背板後縁の点刻を見れば見分けられるというので、以前、調べたことがあります(クロコガネ、マルオクロコガネ)。これもその部分を拡大してみました。
はっきりとは分かりませんが、後縁中央で点刻がなさそうな感じです。だとすると、クロコガネかな。
このヒメテントウもよく見ます。コクロヒメテントウかなと思っているのですが、よくは分かりません。「原色日本甲虫図鑑III」にはScymnus (Pullus)の検索表があるのですが、この写真だけから判断すると候補がたくさん出てきます。アラキヒメ、ナガヒメ、コクロヒメ、カワムラヒメ、タカバヤシヒメなどです。コクロヒメテントウの項を見ると、「上翅端の淡色部は明瞭で、その前縁境界は前方に弧状に突出する」とあります。淡色部は会合部が少し凹んで両側が前方に突き出しているような感じですが、これが「弧状」の意味なのかな。よくは分かりません。
これはドウガネツヤハムシ。
この蛾にだいぶ時間がかかりました。コブガであることは確かなのですが、「標準図鑑」を見てもすぐには分かりません。結局、ネットで調べて、たぶん、クロスジコブガかなと思っています。
ヒメシャクはよく分かりませんが、これはギンバネヒメシャクかな。
茂みを離れ、用水路脇に建っている作業小屋に行ってみました。その壁にゲンジボタルが止まっていました。そろそろ蛍の季節なのですねぇ。
ついでにいろいろな方向から撮りました。
これはこの間から見ているチビヒゲナガハナノミでしょうか。
これはコクゾウムシです。この間から、「図鑑もどき」を作っているのですが、コクゾウムシはゾウムシ科とばかり思っていたら、オサゾウムシ科だったのですね。ちっとも知りませんでした。(追記2018/06/02:ada*****さんから、「コクゾウムシではなくヒメゾウムシの類いだと思います。ゾウムシも種類が多くて難しいですよね。」というコメントをいただきました。以前、コクゾウムシだと思って撮った写真と比べるとやはりちょっと違うようです。ヒメゾウムシもなかなか厄介みたいですね。図鑑を見ると、Baris属のクワヒメとかエゾヒメあたりが似ている感じですが、採集しなかったのでよく分かりません。今度見つけたら採集して調べてみたいと思います。貴重なコメント、どうも有難うございました)
最後はたぶん、ニジュウヤホシテントウです。これで半分ほど整理が終わりました。続きは次回です。
ついでに5月25日、マンションの廊下で写した虫も載せておきます。
ずいぶん派手なシデムシで、ヨツボシヒラタシデムシです。初めて見ました。
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