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廊下のむし探検 甲虫、トビケラなど

廊下のむし探検 第1002弾

4月27日にマンションの廊下を歩いてみました。最近は虫が多くて、うかつに歩くと後の整理が大変になるので、探検はぼつぼつ行くことにしています。



今日の最初はこの虫です。雰囲気はヒゲナガゾウムシなのですが、「原色日本甲虫図鑑IV」を見てもすぐには分かりませんでした。それで、「原色昆虫大図鑑II」の図版を見ていってやっと見つけました。たぶん、シリジロメダカヒゲナガゾウムシではないかと思います。眼が大きいのが目立ちます。



廊下の手すりに止まっていたのですが、背側から撮りたいと思って、反対側から手でこちらに追いやったのですが、その瞬間、下に落ちてしまいました。それで、こんな写真しかありません。たぶん、ミドリカミキリの仲間ではないかと思います。「原色日本甲虫図鑑IV」を見てみると、アオ、オオアオ、ミドリの3種が候補になりました。アオは後腿節が翅端に達しないのですが、これは達しています。それでアオは除外しました。残りはオオアオとミドリになるのですが、「日本産カミキリムシ」に載っている図解検索によると、後跗節の長さで見分けられます。ただ、この写真では無理です。それで、オオアオの説明を読むと、「前胸背板中央後方に一つと両側に1対の隆起がある」とのことです。この写真の個体には見当たらないので、たぶん、ミドリカミキリではないかと思いました。



コメツキはまだよく分かりません。



こちらはヒシモンナガタマムシ。この間も公園で見ました。



これはアカホソアリモドキ





これはたぶん、ケブカクチブトゾウムシではないかと思います。



この小さなゾウムシは先日検索をしてみました。まだ、まとめていないのですが、以前教えていただいたようにチブハナゾウムシだと思われます。



甲虫の最後はこのマルガタゴミムシです。いつもなら名前調べは諦めるのですが、結構、うまく写っているので、琵琶湖博物館の「里山のゴミムシ」の標本写真と比較してみました。全体の形、前胸背板後縁付近の模様、上翅の条溝などを手掛かりに探してみたら、ニセコ、コ、シベリヤ辺りが候補に上がりました。これはいずれもAmara属Bradytus亜属に入っています。この辺りかもしれません。Bradytus亜属については次の論文に特徴が載っていました。

F. Hieke et al., "A new species of Amara (Coleoptera, Carabidae, Zabrini) from Sichuan Province, China, with additional records for other Amara species from the region", ZooKeys 254, 47 (2012). (ここからダウンロードできます)

それによると、

①前胸背板は中央よりわずか前方が最大幅になる
②♂前胸腹板には点刻のある中心窩はない
③前胸腹板突起は縁取りがなく、先端には刺毛はない
④中腿節は腹側に2列の刺毛列がある
⑤♂中脛節の中間縁には明瞭な亜先端歯を有し、腹側先端1/4のところには刺毛のブラシ状の塊がある
⑥♂交尾器の右parameraからの先端フックを欠く

が特徴のようです。①以外は上の写真ではほとんど分からないのですが、採集したら少しは分かるかもしれません。「日本列島の甲虫全種目録」によると、Amara属は34種。何とかなるかもしれません。

甲虫以外です。



これも先日検索をして、ツヤアカヒメヒラタカメムシになりました。顕微鏡写真は撮り終わって、今、まとめている最中です。



トビケラです。「日本産水生昆虫第二版」が手に入ったので、これからはトビケラも調べてみようと思っています。



最後はミドリヒメカゲロウです。残りの蛾、ハチ、ハエは次回に回します。
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