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家の近くのむし探検 カワゲラとか植物とか

家の近くのむし探検 第374弾

4月26日に家の近くで見た虫の最後です。虫以外にも花やらトカゲやらを撮ったので、それらも載せておきます。





家の近くに小さな川が流れていて、それに沿って道路が走っています。その脇が半日陰になっていて、最高の虫探しの場所になっています。今頃、その場所に行くと、ともかくカワゲラがいっぱいです。



こちらはカップルです。腿節が黒くて、脛節・跗節が淡色なので、特徴があります。一昨年の春、この手のカワゲラを捕まえて調べたことがあります。このときは検索をしてみてカワゲラ科カミムラカワゲラ属までは達したのですが、まだ怪しいです。今回も一匹捕まえたので、また、挑戦してみたいと思います。

追記2018/05/02:丸山博紀、花田聡子編、「原色川虫図鑑成虫編」(全国農村教育協会、2016)を手に入れました。これはなかなかよい本です。これまで分からなかったカワゲラについてもずいぶん詳しく書かれていました。検索をしたわけではないのですが、今頃に出てきて脛節・跗節が黄色く、腿節の黒い種はやはりカミムラカワゲラ属でよさそうです。実際、以前調べた♂個体の腹部末端構造もよく似ています。この属にはクロヒゲ、カミムラ、ウエノの3種が記録されているのですが、クロヒゲは外見上明らかに違います。残り2種は外見上は区別できないのですが、カミムラは河川上・中流部に生息し、成虫は4月中旬~6月に出現、ウエノは上流域で発生時期がこれよりやや早いということです。私の住むところは中流域だと思うので、カミムラカワゲラ Kamimuria tibialisの可能性が高いかなと思いますが、最終的には腹部末端を解剖して調べる必要がありそうです



こちらはフタツメカワゲラ属だと思うのですが、「日本産水生昆虫」によると、「4種が報告されているが、未記載種が多い」そうです。「日本産水生昆虫 第二版」も購入し、今日、届きました。先ほど見てみたのですが、カワゲラに関する限りはあまり変化がないようです。本の宣伝にもありますが、カゲロウ、トビケラ、双翅目についてはずいぶん充実していました。(追記2018/05/02:以前調べたフタツメカワゲラ属♀は「原色川虫図鑑成虫編」の説明によれば、ヒメフタツメカワゲラ Neoperla geniculatellaだったようです。ここに何種のフタツメカワゲラ属がいるのか調べてみないといけないですね



バッタの幼虫です。昨年からよく見ていますが、何の仲間かまだ分かりません。



小さなヒシバッタもいました。





翅の基部にこんな模様のあるのはウエノヒラタカゲロウとユミモンヒラタカゲロウです。先ほどの「日本産水生昆虫第二版」には検索表が載っているのですが、♂交尾器で見分けないといけません。刈田敏氏の「水生昆虫ファイルII、III」には両種とも載っていて、ユミモンは後翅に濃褐色の線が入るようです。ウエノは後翅に斑紋がなく、腹部に線紋が入り、前脚腿節中央に濃色の小斑点が入ると書いてありました。これはたぶん、ウエノヒラタカゲロウの亜成虫♀だと思われます。



トビケラは見ただけではよく分かりません。でも、「日本産水生昆虫 第二版」にはかなり詳しい検索表が載っているので、捕まえたら何とかなるかもしれません。



ちょっと植物も載せておきます。これはキランソウです。



これはタラノキの芽です。



それにウマノアシガタ



これはブタナ



それにオッタチカタバミ





川の土手に生えていたこの植物、名前が分かりません。ご存知の方おられませんか。(追記2018/05/05:今日、植物の観察会があったので、写真を持っていって教えていただきましたカラクサナズナ Coronopus didymusだそうです。「日本帰化植物写真図鑑」には載っていました。ヨーロッパ原産で温帯を中心に広く帰化していて、日本には明治年間に東京を中心に広がったそうです。それ自体はあまり繁殖はしないのですが、強い異臭を放つので、牧草に交じって生えていると、それを食べた乳牛の出す牛乳に異臭が移り問題になっているようです。



ついでに花の写真を載せておきます。果実はこんな風に二つくっついた格好をしています。花がまだ咲いているのに子房が太くなっている様子も写っています



後は河原で撮ったアカタテハ



ニホントカゲ



それにシオヤトンボ



最後は川の上に垂れ下がっていたフジの花です。これでやっと4月26日分の整理が終わりました。

雑談)連休の間にハムシ4種の検索をしてみました。まだ、顕微鏡写真は撮っていないのですが、一つずつ調べていくと、結構、神経を使います。4種目になると、だいぶ、集中力が切れてしまいました。でも、検索表を見ながら実体顕微鏡で調べていくのは意外にいい加減なところがありました。やはり一つ一つの項目に相当する写真を撮ってじっくり調べていくということが必要なようです。

買おうか買うまいかとだいぶ悩んでいた「日本産水生昆虫 第二版」を昨日とうとう注文してしまいました。先ほど届いたのでぱらぱら見てみたのですが、カゲロウ、トビケラはとにかく充実しています。双翅目も相当に詳しくなっているのですが、水生に限定されている科もあるので、どこまで役に立つかは分かりません。これから検索に使ってみようと思っています。

追記2018/05/02:「日本産水生昆虫 第二版」の双翅目について、成虫の検索がどこまでできるかを科別にまとめてみました。ざっと見て書いただけなので、違っているところもあると思いますけど・・・。

オビヒメガガンボ科 亜科・属まで
ヒメガガンボ科
 コケヒメガガンボ亜科 1属のみ
 トゲアシヒメガガンボ亜科 属まで
 クモヒメガガンボ亜科 属・亜属まで
 ヒメガガンボ亜科 属まで(一部、種まで)
シリブトガガンボ科 属まで
ガガンボ科 属まで(一部、亜属、種まで)
アミカ科 属、種まで
ハネカ科 幼虫のみ
チョウバエ科 幼虫のみ
ニセヒメガガンボ科 1属のみ 種まで
コシボソガガンボ科 亜科、属、種まで
ホソカ科 種まで
カ科
 ハマダラカ亜科 亜属まで
 ナミカ亜科 亜属まで
ブユ科 ♀種まで(稀少種を除く)
ユスリカ科
 エリユスリカ亜科 ♂属まで
 ユスリカ亜科 ♂属まで
 他は亜科まで
ミズアブ科 属まで
ナガレアブ科 幼虫のみ
アブ科
 アブ類 ♀属、種まで
オドリバエ科(水生・半水生のみ) 属まで(一部種まで)
ヤリバエ科 種まで
ハナアブ科 幼虫のみ
ベッコウバエ科 解説のみ
ヤチバエ科 種まで
ニセミギワバエ科 属まで
フンバエ科 解説のみ
ハナバエ科 解説のみ
イエバエ科 解説のみ

もともと水生昆虫なので幼虫や蛹を対象にしているのですが、一部、成虫についても書かれているので意外に役立ちます。初版に比べると詳しくなったところと変わらないところが混在していますが、個人的にはガガンボ類が詳しくなって、ガガンボ属の亜属の検索ができるようになったのが嬉しいかな
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