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家の近くのむし探検 甲虫

家の近くのむし探検 第366弾

やっと春本番になってきたのか、虫の数がだんだん増えてきました。今日は4月10日に家の近くの公園へ行ったときに見つけた虫です。今回は多いので2回に分けて書きます。まずは甲虫です。



公園に行く前にマンションの廊下で見つけました。エンマコガネの仲間ですね。以前だったらここで終わっていたのですが、今回はもう少し粘ってみました。「日本産コガネムシ上科図説 第1巻食糞群(普及版)」という本を買っていたので、まずは変わった頭部の形を手掛かりに探してみました。



こんな風に頭部に2本横隆起があり、それらが単調に前方に湾曲しているのはそれほど多くはありません。候補として、フトカドエンマコガネ♀とクロマルエンマコガネ♀があがりました。この2種はエンマコガネ属のクロマルエンマコガネ亜属に属していて、「日本産コガネムシ上科標準図鑑」には検索表も載っています。それなら、採集すればよかったですね。♀に関係する部分を書き出すと、フトカドは「♀は頭部に2本の横隆起があり、前方の横隆起は前縁と後方の横隆起の中間に位置する。後方の横隆起はたいてい単調に前方に曲がる」、また、「上翅間室は光沢がなく、微細顆粒が明瞭に発達し、点刻は小さく、ややまばらなやすり目状で、点刻から生じるしわをほとんど欠くか、しわがあってもほとんど目立たない」とのことです。一方、クロマルは「♀では、頭部に2本の横隆起があり、前方の横隆起は後方の横隆起との中間の距離よりも前に位置する。後方の横隆起はたいてい2湾曲する」、また、「上翅間室は光沢があり、微細顆粒は部分的にしか認められず、点刻は明瞭で、点刻から縦方向および斜め方向に強いしわが走る」ということです。まず、頭部を見てみると、湾曲した横隆起が2本あり、その特徴はフトカドの記述に合っています。ただし、クロマルの2湾曲というのは中央が凹んで両側が前方に湾曲している状態を言います。



上翅についてはこの写真で分かります。強いしわは認められなくて、また、光沢もありません。こんなところからフトカドエンマコガネ♀かなと思いました。それにしても、前胸背板と上翅の点刻はずいぶん違いますね。



これはマンションの渡り廊下で見つけたのですが、この間から見ているハナムグリハネカクシの仲間 Eusphlorumだと思います。この仲間も「日本列島の甲虫全種目録 (2018年)」によると55種も載っています。調べる文献も見当たらなくて今のところお手上げです。





これは公園で撮ったものです。たぶん、テントウムシの仲間だと思います。実は、公園に行く途中でスミレが咲いていて、それを撮るためにカメラの設定を変えていました。直すのを忘れて撮ったので、絞りが開いていて写真はぼんやりとしてしまいました。これと同じテントウは以前、マンションで見つけた個体があったので、最近、検索をしてみました。てっきり、ヒメテントウ属だと思って検索を始めたのですが、属の検索表で跗節が隠4節というのが分からず、止まっていました。ネットで探して、テントウムシダマシについて書かれた文献を見つけ、跗節第3節が異常に小さく偽3節とも言われるということが分かりました。そこで、跗節を拡大して何度も撮り直したのですが、どうしても3節にしか見えません。隠4節だとヒメテントウ属、3節だとニセヒメテントウ、オノヒゲヒメテントウ、トサヒメテントウ、ホソヒメテントウの各属になります。結局、ヒメテントウ属は諦めて3節として検索を進め、ホソヒメテントウ属のセスジヒメテントウに達しました。本当かどうかは分かりませんが、この種は本州、四国、九州に産する普通種だとのことで可能性はあるのではと思っています。今度、ブログに出します。(追記2018/04/21:4/2も採集した個体で検索をしてみました。詳細はこちら



これはシラケトラカミキリ



公園の街路灯に止まっていたゾウムシです。ピントが合っていない・・・。「原色日本甲虫図鑑IV」と比べると、ハモグリゾウムシと体型が似ている感じですが、よくは分かりません。採集もできなかったし・・・。



これは帰りにマンションの渡り廊下で見つけたハムシです。以前も見たアカタデハムシかなと思ったのですが、採集したので、今度調べてみます。



「原色日本甲虫図鑑III」を見ると、クロヒメクビボソジョウカイに似ていますが、ジョウカイボン科は恐ろしく種数が増え、ほとんどこの図鑑には出ていないので何とも言えません。
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