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家の近くのむし探検 カシノアカカイガラムシほか

家の近くのむし探検 第362弾

3月30日と31日に家の近くの公園で見つけた虫です。もうかなり暖かく、公園は花盛りなのですが、不思議と虫は見つかりません。仕方なく、木の幹をずっと見ていきました。





シラカシの幹にカシノアカカイガラムシがいました。この名前はネットで調べたのですが、これって本当にその種で合っているのだろうかと疑問になりました。まず、「日本昆虫目録第4巻」を見ると、カシノアカカイガラムシはアカカイガラムシ科 Kuwaniidaeに属していて、学名はKuwania quercusです。Kuwania属にはその他にもマテバシイアカカイガラムシ K. pasaniaeという種も載っていました。それで、また、文献です。

S. Wu et al., "The taxonomy of the Japanese oak red scale insect, Kuwania quercus (Kuwana) (Hemiptera: Coccoidea: Kuwaniidae), with a generic diagnosis, a key to species and description of a new species from California", Zootaxa 3630, 291 (2013). (ここからpdfが直接ダウンロードできます)

この論文にquercusの再記載と、quercusとpasaniaeなどを含んだ検索表が載っていました。ポイントは腹部の気門の数と脛節末端にある、先の太い毛の数です。そう思って写真をしげしげ見たのですが、両方とも見えません。やはり採集しないと無理みたいです。(追記2018/04/12:検索を試みました。たぶん、カシノアカカイガラムシで間違いないと思うのですが、気門がはっきり見えなくて断定するところまでは行きませんでした。詳細はこちら

論文を探していたら、こんな論文も見つけました。

神田重夫、「Kuwania属―新雄蟲の記載」、動物学雑誌 42, 106 (1930).(ここからダウンロードできます)

この論文によると、上の写真の個体は共に♀で、♂は翅が生えたまったく異なる形をしています。♂は滅多に見ることができないのですが、4月初めころに偶然交尾しているところを見つけたという内容です。観察によると♀は4月初めから活発に動き回り、♂を探すかのように4月5日晴天の日に絶頂に達したということでした。もしそうなら、これからですね。楽しみが一つ増えました。



アリの姿をぽつぽつ見るようになりました。これはハリブトシリアゲアリだと思います。





こちらのアリは何だろう。





この公園の木には冬の間、イダテンチャタテがいました。今頃はいないのかなと思って探していたら、2匹、羽化直後のような個体が見つかりました。



ハエがいたので、写してから捕まえようと思ったら、逃げられてしまいました。



ユスリカもちょっとごつめなのが出てきました。♂がいたら、今度捕まえてみよう。





公園の街路灯にこんな毛虫が4,5匹いました。大きさは1 cmほどなのですが、拡大するとちょっと気味が悪い感じです。何の幼虫でしょう。ちょっと調べてみたのですが、分かりませんでした。





ササグモがハエを捕まえていました。こんなハエもいたのですね。クモの方がハエを捕まえるのはやはりうまいようです。
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