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廊下のむし探検 オナシカワゲラ、オドリバエほか

廊下のむし探検 第992弾

昨日、マンションの廊下で見つけた虫の続きです。







こんなオナシカワゲラが何匹かいました。オナシカワゲラは翅脈にX型の部分があるので分かりやすいです(こちらをご覧ください)。「淡水ベントス研究所」のリストを見ると、日本産オナシカワゲラ科はNemoura属だけで、多くの未記載種のいる解明度の低い属のようです。





オドリバエは朝も見たRhamphomyia属の♂のようです。





こちらは♀の方。Rhamphomyia属は亜属の検索表がないので、♂の交尾器を比較するしかありません。捕まえたら分かるかな(追記2018/03/26:たぶん、以前から見ている種と同じ?)。





これはクロバネキノコバエの仲間。これも属くらいは調べてみたいですね。(追記2018/03/26:「日本昆虫目録第8巻」(2014)によると、21属113種。かなり手強いかも



こちらはニセケバエの仲間。(追記2018/03/26:「日本昆虫目録第8巻」(2014)によると、5属6種。やけに少ないのですが、以前コメントをいただいたように未記載種が山のようにいるかもしれません



これはタマバエの仲間。(追記2018/03/26:「日本昆虫目録第8巻」(2014)によると、こちらは85属281種



これは何だろうと思ったのですが、以前、こんな格好でタマバエだったことがあったので、MNDで翅脈を調べてみました。



こんな翅脈です。R5脈?がぐにゃっと曲がっているところを手掛かりにMNDを探すとCatotricha属という名前が出てきました。この属はLestremiinae亜科Catotrichini族に入っています。いつも使っているYukawa(1971)によると、日本産Lestremiinae亜科Catotrichini族はこの属だけなので、族の検索表で確かめられます。また、この属にはC. nipponensisとC. antennataの2種が載っていますが、実物を見ていないということで検索表は載っていません。さらに、Jaschhof(2000)によると、Catotricha属はCatotrichinae亜科に入り、C. antennataはC. nipponensisのシノニムということになっていて、C. nipponensisの再記載がなされていました。「日本昆虫目録第8巻」(2014)にもCatotricha属はCatotrichinae亜科に属し、C. nipponensis1種だけが出ています。もし、翅脈から判断した通りなら、この種の可能性があります。それで、Yukawa(1971)とMNDに載っている検索表で属の検索を試してみると比較的容易にCatotricha属にはなりそうです。採集したので、今度詳しく調べてみたいと思います。(追記2018/04/21:その後、検索をしてみました。その結果、予想通り、Catotricha属であることが分かりました。「日本昆虫目録第8巻」(2014)によると、Catotricha属はCatotrichinae亜科に入っていて、nipponensisのみが記録されています。ひょっとすると、これかもしれません。詳細はこちらこちら

J. Yukawa, "A Revision of the Japanse Gall Midges : Diptera : Cecidomyiidae", Memoirs of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University 8, 1 (1971).(ここからダウンロードできます)
M. Jaschhof, "Catotrichinae Subfam. N.: a Re-examination of Higher Classification in Gall Midges (Diptera: Cecidomyiidae)", Entomol. Sci. 3, 639 (2000). (ここからダウンロードできます)



このハエはイエバエかなと思って採集しました。今度検索してみます。



後は甲虫です。これはこの間調べたケシキスイ科のEpuraea属かなと思われる種です。尾節板の先端に切れ込みがあるように写っています。採集すればよかったかな。



これは採集して先ほど「原色日本甲虫図鑑IV」に載っている検索表で調べてみました。たぶん、ムネスジノミゾウムシではないかと思います。図鑑には学名がRhynchaenus takabayashiiになっていますが、「日本列島の甲虫全種目録」によると、Orchestres (O.) amurensisになっていました。これも今度調べてみます。(追記2018/04/21:その後、「日本昆虫図鑑IV」に載っている検索表で調べてみましたが、予想通り、ムネスジノミゾウムシになりました。たぶん、近似種が多いと思うので、どこまでこの検索表が使えるか分からないのですが、とりあえず記録として残しておきました。詳細はこちら





それにアカホソアリモドキ。これはこの間から何度か見ています。



最後はカゲロウです。尾が2本なのでヒラタカゲロウ科だと思います。翅が半透明なので亜成虫、眼が小さいので♀みたいです。記録を見ると、これまで何度か見ていますが、名前が分かりません。
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