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廊下のむし探検 クモ、甲虫、ハエ

廊下のむし探検 第990弾

昨日の続きで、13日にマンションの廊下で虫探しをした結果です。昨日は蛾とカワゲラを出したので、今日はそれ以外の虫たちです。この日は甲虫が結構いました。でも、小さいのが多くて名前調べは大変。



まずはこんなクモです。雰囲気的にエビグモですが、「日本のクモ」を見ても同じようなクモは載っていません。それで、ネットを探していると、「クモ画像集」にキンイロエビグモの越冬幼体として出されている写真が似ている感じです。でも、確かめようがないのですね。



次はこの甲虫です。後脚腿節が太いので、ノミゾウムシの仲間みたいです。上翅会合部基部近くにある白い縦筋の模様が目立ちます。「原色日本甲虫図鑑IV」を見ていると、同じような模様があるのはOrchestoidesとRhynchaenusが該当します。共に、ノミゾウムシ族です。この図鑑には検索表が載っているので調べてみると、どうも前者は違うようです。それで、後者の中から、ムネスジノミゾウムシ R. takabayashiiを候補にしてみました。検索表によると、次の各項目を確かめればよいようです。



全部で9項目あるのですが、この写真だけだと赤字で書いた部分しか分かりません。一応、その部分を図示すると次のようになります。



でも、写真では分からないところだらけではっきりとはしませんね。ゾウムシは分かりそうにないと思って採集しなかったと思うので、ちょっと残念です。この間からお世話になっている「日本列島の甲虫全種目録 (2017年)」によると、ムネスジノミゾウムシの学名はOrchestes (Orchestes) amurensisとなっていました。ただ、同じ亜属には21種載っていて、そのうち「原色日本甲虫図鑑IV」には14種しか載っていないので、種まで調べるのはまだまだ大変そうです。



これはキスジノミハムシだと思います。似た種もあるのですが、黄色の筋の内縁がほぼ直線的だとホソキスジノミハムシ、後翅腿節を除いて脚の色が赤褐色だとチュウジョウキスジノミハムシだそうです。これはキスジノミハムシでよいのではと思いました。



これはナナホシテントウ



これはキクイムシ。1月16日に見たキクイムシに似ているかなと思ったのですが、上翅点刻がはっきりしていて、触角球桿部が細長いので違うかもしれません。1月16日に見た種はその後検索をして、Ipinae亜科Cryphalini族Cosmoderes属かもというところまで達しました。今回も採集したので今日にでも調べてみます。さて、何でしょう。(追記2018/3/17:顕微鏡で見てみると検索するまでもなく、1月16日に見たキクイムシと同じ種でした



こちらはマツトビゾウムシ



廊下の壁を静かに降りていたのですが、その先にクモがいます。どうするかなぁと思って見ていたら、





ちゃんとよけて歩きました。複眼ってそんなに小さなものまで見えるのかなぁ。





次はハネカクシ。上翅に縦皺が入っていることと前胸背板の形からセスジハネカクシ亜科Osytelini族のシワバネセスジハネカクシAnotylus mimulusではないかと思いました。



これはアカホソアリモドキではないかと思います。これまで何度も見ました。



次はハエです。これはニセケバエの仲間。



これはキノコバエの仲間。



そして、クロバネキノコバエの仲間。



これは以前、簡単な検索をしてミギワバエ科だと思ったハエです。でも、だいぶ前なので合っているかどうか分かりません。それで、今回は採集してみました。小さいので検索も大変でしょうけど。



これはタマバエの仲間。





最後のこのハエは窓ガラスに止まっていました。フラッシュをたいたらこんなくっきりした写真になりました。はじめはヤドリバエかなと思ったのですが、ひょっとしたらイエバエかもと思って、「日本のイエバエ科」の図版を見ていったのですが、腹部と前胸背板の模様、脚の色が橙色のものは見つかりません。やはりヤドリバエ科だろうか。(追記2018/03/20:通りすがりさんから、「最後のハエは多分クロバエ科のウヅキイエバエモドキ。冬になるとクサギカメムシと同じくらい隙間から作業場に入り込んできます。」というコメントをいただきました。大きめのハエは科もほとんど合いませんね。検索では中副基節の毛列と後小盾板なので写真にもほとんど写らないし・・・。クロバエ科だと分かってから写真をよく見てみると、CuA+CuPが翅縁まで達している感じだし、外側のphがprsより外側にあるみたいだしと、ヒントはあったのですが・・・
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No title

最後のハエは多分クロバエ科のウヅキイエバエモドキ。
冬になるとクサギカメムシと同じくらい隙間から作業場に入り込んできます(^_^;)

No title

クロバエ科のウヅキイエバエモドキですか。大きめのハエは科もほとんど合いませんね。検索では中副基節の毛列と後小盾板なので写真にもほとんど写らないし・・・。クロバエ科だと分かってから写真をよく見てみると、CuA+CuPが翅縁まで達している感じだし、外側のphがprsより外側にあるみたいだしと、ヒントはあったのですが・・・。もう少し修行を積まないといけませんね。ご教示、どうも有難うございました。
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