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廊下のむし探検 カメムシ、甲虫など

廊下のむし探検 第979弾

1月18日にマンションの廊下を歩いて見つけた虫たちです。この日は暖かくていろいろな虫がいました。



見た順に書きます。まずは、マツヒラタナガカメムシです。





それに、この間から迷っているケシキスイ科の甲虫です。触角の節の形と上翅端が丸くなっているところが特徴なので、それを手掛かりに「原色日本甲虫図鑑III」とCLAVICORNIAの標本写真と比較してみました。その結果、以前考えていたように、ヒラタケシキスイ亜科のヘリアカヒラタケシキスイだと思うのですが、どうでしょうね。



この白い毛の生えているクモは3年前の2月と2年前の1月にも見ているのですが、いまだに何かよく分かりません。



こんな虫を見つけました。キジラミなどの仲間です。これは翅脈を見ればよかったのですね。



R、M、Cu脈が1点から出ているのはトガリキジラミ科です。写真がはっきりしていないのですが、この個体も確かに1点から3つに分かれています。後は、「絵解きで調べる昆虫2」の検索表を見て、いつものサトオオトガリキジラミになりました。採集したので、今度、詳しく調べてみます。



アブラムシの有翅型です。アブラムシはどう調べてよいのか分からないので、採集はパスしました。





これは以前教えていただいたヒメマキムシだと思います。ただ、撮影したときには、そのことをすっかり忘れていて、体長を測って、採集もしました。体長は2.4mm。今は冷凍庫に入っています。



変わった触角をしています。これは以前にも見たことがありました。その時はオオホコリタケシバンムシとしました。もう一度、図鑑を見てみたのですが、それでよさそうな気がします。一応、採集しました。



これはナナホシテントウ



これはキクイムシの仲間です。写真がどうもはっきりしないのですが、一応、採集したので、今度じっくり調べてみたいと思います。(追記2018/06/13:この個体はその後検索をして、Cosmoderes属のC. consobrinus ホソコキクイムシか、C. monilicollis  ツルノコキクイムシのどちらかではないかという結論になりました(詳細はこちら)。その記事にアメリカのフロリダ大学のAndrew Johnson氏がコメントを寄せられ、この個体はCosmoderes attentuatusだというコメントをいただきました)





恰好はヒョウタンナガカメムシなのですが、かなり小さなカメムシです。「日本原色カメムシ図鑑」第1巻と第3巻を何度も見直したのですが、結局、分かりませんでした。前胸背に明瞭な襟状部があること、前葉と後葉の間に段差がありそうなのですが、実は、側縁がつながっているところなど形態的にはかなり特徴があります。何でしょうね。これも採集しました。



最後はゴキブリの幼虫です。ネットで調べるとモリチャバネゴキブリの幼虫に似ているようですが、はっきりとは分かりません。ハチとハエは次回に回します。

雑談)
〇この間から、過去にブログに出した写真の整理をしているのですが、ようやく1月21日分までをEXCELに入力することができました。いつものように集計してみると、

蛾 5126枚 1014種
カメムシ(トコジラミ下目、カメムシ下目) 1353枚 141種
甲虫 3086枚 482種
その他 7265枚 685種

となりました。写真は合計16851枚、種数は2322種です。今後、これらを科別に分けたり、htmlに直したりという作業が残っていますが、ともかく、これでほっとしました。

〇足の骨折でしばらくジョギングをしていなかったのですが、昨日初めて10分ほど走ってみました。まだ、地に足がついていない感じですが、とりあえず、走っても大丈夫そうです。ようやく普段の生活ができるようになった感じがします。
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