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廊下のむし探検 ハエ、クサカゲロウ、甲虫

廊下のむし探検 第965弾

今日は曇っていたのですが、気温は比較的に高かったので、私の家のあるフロアだけ歩いてみました。足にはサポータをしているのですが、まだ普通に歩ける状態ではないので、よちよちした歩みで虫を探していきました。それでも虫は結構見つかりました。見た順に出していきます。



顔の前に口吻が突き出しています。この間見たサシバエでしょうね。これって家畜だけでなく、人も刺すのでしたね。これについては先日、検索をしてみました。詳細はこちら。そのほか、「サシバエを調べる」とか、「サシバエが血を吸う仕組み」という記事も以前書きました。



こちらはクサカゲロウです。これは顔を見ればよかったですね。



この模様はスズキクサカゲロウです。



このハエは何でしょうね。



こちらはキノコバエの仲間。



2mmほどの小さな甲虫もいました。このくらいは名前を知りたいなと思って、何度も図鑑を見たのですが、結局、ギブアップ。

追記2017/12/17:立西さんから、「名前が分からない甲虫ですが、ヒメマキムシの一種ではないかと思います。こんな寒い時期でも姿が見られるのは屋内で発生しているからかもしれませんね。」というコメントをいただきました。次いで、通りすがりさんから、「ヒメマキムシの1種に賛成です。暖かい時期にはリンゴの樹上の剥がれかけた樹皮などに普通に見られるのですが、晩秋には地表に下りています。これは別種の様ですが、カビや菌類を食べているので、どこかに発生源がある可能性はありますね。」というコメントをいただきました。ヒメマキムシというのは初めての科でした。「原色日本甲虫図鑑III」の図版を見ると前胸背板の形などはヒメマキムシ Stephostethus chinensisによく似ています。図版の写真が結構大きかったので、つい見逃してしまったようです。ご教示いただきどうも有難うございました。

文献を調べていたらこんな論文を見つけました。

田中和夫、「日本産屋内性ヒメマキムシ科について」、家屋害虫 (27,28), 41 (1986). (ここからダウンロードできます)

タイトルは屋内性になっていますが、この当時の全種(30種)を対象にした検索表も載っていました。また、鈴木茂さんという方が、「日本列島の甲虫全種目録 (2017年)」というリストを開設されておられるのを見つけました。そこでは13属41種が載っていました。この目録では日本産の鞘翅目13955種・亜種の科、亜科、和名、学名、分布、「原色日本甲虫図鑑の図版番号などが表にして載せられていました。大変な作業だったのではと思います。後、各科について主要な文献だけでも載せられているとよいなとは思ったのですが・・




ユスリカもいました。この間見たユスリカはヤマユスリカ亜科だったのですが、これはMCu脈がなさそうなので、エリユスリカ亜科かもしれません。



この小さなハエもよく分かりません。採集したらよいのですが、今は調べなければいけない虫が溜まっているので、今日はパスしました。





後単眼剛毛が交差しているので、これはシマバエ科かな。



これはクロバネキノコバエ科。



これもユスリカで、♀の方です。先ほどとは違う種みたいですが、よく分かりません。





これは以前教えていただいたことがあります。モモグロヒラタヌカカ Atrichopogon femoralisというヌカカ科の仲間みたいです。私は検索表を用いて亜属までは到達したのですが、その詳細はこちらをご覧ください。



このキモグリバエの仲間はたくさんいました。こんな風に虫は結構いたのですが、ハエの仲間が多いので、やはり採集しないと何も分かりませんね。
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No title

こんばんは,お久しぶりです。表示名のシステムが変わったのかわかりませんが立西です。
サポータ付きとはいえそれでもかなり回復されたようでなによりです。
名前が分からない甲虫ですがヒメマキムシの一種ではないかと思います。こんな寒い時期でも姿が見られるのは屋内で発生しているからかもしれませんね。
更なる回復をお祈りしつつ,この時期ならではのハエやユスリカの検索なども楽しみにしております。

No title

ヒメマキムシの1種に賛成です。
暖かい時期にはリンゴの樹上の剥がれかけた樹皮などに普通に見られるのですが、晩秋には地表に下りています。
これは別種の様ですが、カビや菌類を食べているので、どこかに発生源がある可能性はありますね。

No title

立西さん、通りすがりさん、コメント有難うございました。
ヒメマキムシというのは初めての科でした。「原色日本甲虫図鑑III」の図版を見ると前胸背板の形などはヒメマキムシによく似ています。図版の写真が結構大きかったので、つい見逃してしまったようです。文献を調べると日本産30種についての検索表も見つかりました(「日本列島の甲虫全種目録」によると日本産は41種でしたが・・・)。採集すればよかったですね。でも、また、次の機会にします。いろいろとご教示いただきどうも有難うございました。
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