家の近くのむし探検 カネタタキ、ウラギンシジミなど
家の近くのむし探検 第350弾
11月5日に家の近くを散策して見つけた虫の続きです。虫は少なくなったのですが、ポツポツは出会えます。それで、その虫を調べると、また、新しいことが分かります。そんなことが楽しくて出歩いています。
これは国道沿いの茂みで見つけました。カネタタキ♂です。以前、たくさんいたヒメクダマキモドキもすっかり姿を消してしまいました。
ふと前を見ると、目の前の葉にこんな格好でウラギンシジミが止まっていました。すぐ近くで写してもじっとしています。もう寒いのかなぁ。
葉の上を探していくと、こんなものがのそのそ動いていました。クサカゲロウの幼虫です。このようにごみを載せるのは塵載せ型と呼んでいて、Tsukamoto氏の本によると、Chrysotropia、Pseudomallada、Apertochrysa、Malladaの4属13種の幼虫が該当します。
S. Tsukaguchi, "Chrysopidae of Japan (Insecta, Neuroptera)", (1995).
塵載せ型の幼虫については以前、検索を試みたことがあります。このゴミは体の上についているフック状の毛に引っかかってくっついています。それで、ピンセットで簡単に外れてしまいます。ただ、検索はそのフック状の毛がどちらを向いているかを調べないといけません。かなり厄介な検索でした。頭の模様とか、長い角みたいなものの長さなどから分かるとよいのですが、みな似ているのでよくは分かりません。一度、特徴をまとめてみるとよいですね。
ここから先は川の土手にある物置小屋の壁です。物置小屋のす脇を用水路が流れているので、結構、水生昆虫が見られます。これはトビケラですけど、名も科も分かりません。
こんな大きなナガコガネグモもいました。
それにたぶん、モリチャバネゴキブリの幼虫らしきもの。
鳥もいたので撮ってみました。ジョウビタキの♂です。なかなか可愛いです。虫より鳥の方が人気のある理由が分かりますね。
それにホオジロ。
散策から戻ってマンションの廊下の手すりを見るとこんなハエがいました。たぶん、シマバエ科のSteganopsis vittipleuraだと思われる種です。これについても以前調べたことがありました。
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