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廊下のむし探検 蛾

廊下のむし探検 第951弾

台風21号が紀伊半島沖を通過しました。昨晩は風の音はすごかったのですが、雨も風も思ったより大したことがなくてほっとしました。今朝は台風一過でいい天気になっています。10月17日にマンションの廊下を歩いて見つけた虫が残っているのでここらで出しておきます。今回は蛾です。





小さな蛾からです。止まっているときは小さくてよく分からなかったのですが、写真を拡大すると結構、綺麗な蛾でした。これはたぶん、カザリバガ科のベニモントガリホソバではないかと思います。このブログ初登場です。昔は展翅をしていたのですが、標本が増えるので最近は写真だけにしています。でも、こう小さいと展翅は大変だろうなぁ。





これも小さな蛾です。写しているときはそんな感じは受けなかったのですが、写真を見ると翅が金色に輝いています。これも初めてです。たぶん、キンバネヤマメイガというヤマメイガの仲間ではないかと思います。「標準図鑑」によると、愛知以西、四国、九州に分布しているようです。



これはエグリノメイガ。こちらは過去にも一度見ています。



そして、これはシロアヤヒメノメイガ。これも過去に一度見ています。写しているときには気が付かなかったのですが、すぐ近くにユスリカの仲間がいました。ずいぶん小さいなぁ。



似た種が多いので少し迷ったのですが、前後翅の外横線の曲がり方が独特なので、たぶん、マエキノメイガではないかと思いました。





これは共にホソバヤマメイガだと思っている蛾ですが、実のところ、ヤマメイガの仲間はみな似ていて区別がつきません。





このハマキガもこの日はたくさんいました。黒い小さな蛾が飛んでいるなと思ったら、たいがい、これでした。翅に特徴的な三角紋があるのですが、似た種があるため、ヘリオビヒメハマキ周辺の種ということにしておきます。





これはエゾギクトリバです。蛾を見始めたころは蚊の仲間かなと思ってしまいました。それにしても変わった止まり方ですね。この日はあまりにたくさんいたので、途中から写すのを止めました。



次はナカウスエダシャク。これも何匹かいました。



そして、ヒロバウスアオエダシャク



床近くの壁に止まっているので、なんだか分かりません。



床に寝っ転がって撮ったら、やっと模様が見えました。キバラエダシャクでした。



それとツマジロエダシャク



これはゴマフリドクガではなくて、チャドクガの方ですね。



これもこの間から見ています。ホシオビコケガ



最後は廊下の窓越しに撮ったので、写真が二重になってはっきりしません。でも、外横線の形などからギンスジキンウワバではないかと思います。これまで4-5回見ています。

この日もずいぶん蛾がいました。マンションの廊下を40分ほどかけて歩いた成果です。外を2時間歩いてもこんなに見つけられません。マンションでの虫探しは効率いいですね。でも、これから寒くなってくると、蛾も減り、甲虫も減り、カメムシも減り、最後は小さなハエばかりになってしまいます。今年もそろそろツチハンミョウが見られる季節ですね。今年も来るかなぁ。

雑談)この間からアザミウマとヒメカゲロウの検索で手こずっています。まず、アザミウマの方は最初、クダザミウマ科Ponticulothrips属まで到達したのですが、ブログに出そうとまとめていたら、亜科の検索を忘れているのに気が付きました。まずは小腮針の形状を見なければならないのですが、黒くて光を通さないのでアウト。次に腹部第9背板の長刺毛の長さを調べて、やっとオオアザミウマ亜科ではないかと思うようになりました。そういえば、頭部がやけに長いなとは思っていたのですが・・・。私の持っている本にはオオザミウマ亜科については詳細が載っていないので、今は文献探しです。

ヒメカゲロウは文献を探していて、だいぶ前のではあるのですが、検索表の載っている文献を見つけました。ただ、属名が変わっているのが多いので、九大の昆虫学データベースに載っているどれに該当するのか対応を見ている最中です。とりあえず、ホソバヒメカゲロウは検索の結果その通りだということになりました。キバネヒメカゲロウの検索は検索表に載っている翅脈の名前が分からず、まだ、四苦八苦しています。
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No title

こんばんは。
エゾギクトリバ翅の面積が小さいですよね。
トリバ系の蛾を見ているも思うのがあの面積の翅でよく飛べるな、ということです。
実際、フィールドで翅がぼろぼろになったカラスアゲハが飛ぶのを見るので、軽そうな?トリバも飛べるのでしょうね。
あと、蛾を見ていつも思うのですが複眼がかなり大きいですよね。
昼活動するスズメガ、ホウジャクが大きいのは納得なのですが、夜活動するヤママユが大きいのは不思議です。
いつも思うのですが、撮った虫をすべて識別しててすごいですよね。
見習おうとは思っているのですが、いざ採集へ行くとなかなか写真を撮らないのと面倒くさがりな性格なのでなかなかできていません。
マンションは外灯がついているから虫が多そうですよね、機会があれば、友達のマンションにコネで早朝に入って探してみたいと思います笑
ナイス!です。

No title

昨日、道路でツチハンミョウが潰れてました。
明日は最低気温が5℃以下になりそうで、霜かなあ…外灯も寂しかったし、オオクロバエだかケブカクロバエが移動してきたし、コマバムツボシヒラタアブが山を下りてきたし、もう晩秋ですね。

No title

タイコウッチ君、お早うございます。
トリバガについては何か書いたことがあるなと思って探してみたら、このブログを始めたころに羽ばたきの回数について調べたことがありました。それによると、普通の蝶の4倍くらいの速さで羽ばたくそうです。翅が破れたような形なのですが、その分、空気抵抗が少なくて羽ばたく回数を増やせるのかもしれません。
https://blogs.yahoo.co.jp/fushionotori1/53203419.html

蛾の眼の大きさについてはあまり考えたことがなかったのでよく知りません。ただ、昆虫の眼について書かれた本を読んだときに、蛾の眼は昼間も見え、夜も見えるので人間よりは何桁も明るさ変化に対応できる優れものだということが書かれていました。

No title

タイコウッチ君へ
コメントの字数制限に引っかかってしまいました。続きです。

今は虫を一匹ずつ調べているのですが、まぁ、ほとんど意地ですね。人に聞いたり、ネットで見たりしたことを信じず、自分が納得するまで調べてみたいと思っているのですが、たいがいは挫折します。でも、調べていくと、少しずつでも分かってくるのでそれが楽しみでやっています。今はオオアザミウマ亜科という虫を調べているのですが、膨大な検索表を前にして、先に進むべきか諦めるか悩んでいるところです(笑)。

ずっと昔、蛾を集めておられる方に昼間、昆虫採集に連れて行ってもらたったことがあるのですが、自動販売機、公衆トイレなど、夜でも明かりがついているところを車で片端から回って調べられていました。マンションはそういう意味では最適かもしれませんね。

No title

通りすがりさん、コメント有難うございます。
もうツチハンミョウが見られましたか。私も昨日マンションの廊下を歩いてみたのですが、まだ、見つかりませんでした。こちらはまだハエは少ないです。最低気温は12度くらい。もう少し寒くなると、ハエの仲間がマンションにいっぱいやってくると思いますが・・・。

No title

最低気温は5℃でした。
アキアカネも減って本当に晩秋…と思ったら、シラカバに大きなノコギリクワガタのオスが居ました。
鞘翅に穴が開いた個体なので、戦いに敗れて交尾できずに行き長らえてしまったのでしょう。
毎年一番遅くまで見られるのがノコギリクワガタですが、こんなに遅くに見たのは初めてなので驚きましたよ。

No title

えっ~、こんな時期にノコギリクワガタ。今頃まで生きているのですねぇ。びっくりしました。
最低気温、こちらより7度も低いですね。こちらでも最近は外を歩いても虫が見つからないので、もっぱらマンションの廊下で探すことにしました。ここだとなんだかんだ見つかるので・・・。ハエの名前がもう少し分かるようになるといいのですけど。
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