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家の近くのむし探検 甲虫、バッタなど

家の近くのむし探検 第334弾

9月27日は最初にマンションの廊下を歩いて、その後、いつもの国道の脇の茂みで虫探しをしました。でも、虫もずいぶん減ってきましたね。ちょっと寂しい感じ。



まず最初に見つけたのはこのハムシダマシでした。これはイタドリの葉だと思うのですが、最近、よく見ます。



それからオンブバッタ



これはこの間から見ているフトハサミツノカメムシ♂だと思っているカメムシです。



小さなハチがいたのですが、動き回ってなかなかピントが合いません。拡大してみると、これは以前ナガコバチ科Anastatus属かも教えていただいたハチみたいです。そのとき確認をしなかったので、今回、少し調べてみました。まず、ナガコバチ科を九大の昆虫学データベースで調べてみると、全部で7種載っていました。コバチの仲間は"Universal Chalcidoidea Database"で名前の確認することができます。それによるとこの7種は次のようになりました。



右に書いてあるのが九大のデータベースによるもので、矢印のうち、上の2つは亜科、属が移動になったもの、下2つはsynonymです。文献を探してみると、Eupelminae亜科について次の本を見つけました。

GARY A. P. GIBSON, "PARASITIC WASPS OF THE SUBFAMILY EUPELMINAE:CLASSIFICATION AND REVISION OF WORLD GENERA (HYMENOPTERA: CHALCIDOIDEA: EUPELMIDAE)", Memoirs on Entomol., International Vol. 5 (1995). (ここからダウンロードできます)

この本では全世界に分布している種を対象にして、Eupelminae亜科について詳細に書かれています。ここに載せられている検索表では上のリストにある、Anastatus、Mesocomys、Eupelmusの3属も含まれています。そこで、その部分のみを抜き出して、とりあえず、♀についてだけ書いてみると次のようになります。



専門用語が多くて相当に分かりにくい文章なのですが、幸いにもSEM画像が豊富に載せられているので、何とか理解することができました(でも、訳は怪しいです)。属のところに→があるのは、この3属以外を除外するためにいくつかの過程を経なければならないことを示しています。ただし、この3属だけを考えるのなら必要ないことになります。これを見ると、中脛節や中胸側板など、上の写真では判定できないところばかりが検索に用いられています。やはり、採集必須みたいです。次回を期待しましょう。



クロウリハムシ
はいっぱいいます。



これはワキグロサツマノミダマシ





ハチもハエもよく分からないものばかりです。



最後のこのクモ、いつもマンションで見ているネコハグモかと思ったのですが、日本産クモ類目録 ver. 2017R1によると、ネコハグモが含まれるDictyna属には5種も載っています。やはりぱっと見では分からないかもしれません。
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No title

ハエはシマバエ科Minettia属っぽいけど、小盾板の先が白いのが気になりますねえ…

No title

シマバエですか。しかも、Minettia属まで。何とかぱっと見て、科ぐらいは分かるようになるといいのですが、今は採集してもやっとこさというところです。これからもよろしくお願いします。
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