fc2ブログ

家の近くのむし探検 ハエ、カメムシ、その他

家の近くのむし探検 第331弾

9月21日に家の近くの道沿いて見つけた虫たちです。見た順に書いていきます。



ここは横を片道一車線の国道が走っているのですが、林の縁なので、道沿いに探していくと結構虫がいます。朝は日陰、午後からは陽が当たる、こんな環境がいいのかもしれません。いつものようにヤマギシモリノキモグリバエが葉に止まっていたので、撮ってやろうと思って、葉の縁を持って、カメラに近づけました。そうしたら、ひょいと私のバンドエイドを貼っている親指に止まってしまいました。意外に居心地がいいのか、じっとしているのでそのまま撮りました。



この間から見ているカメムシの卵です。まだ変化がありません。



これはチャバネアオカメムシです。最近よく見かけるのですが、一応、この日はこんな虫がいたという記録になるので、撮っておきました。



イタドリの花がこんなヒレのある種に変わっていました。その隙間から覗いているのはカメムシの幼虫です。なんだか分かりませんが、この間からチャバネアオカメムシの幼虫らしいのを見ているので、「図説カメムシの卵と幼虫」に載っている絵と比べてみました。チャバネアオカメムシの2齢とよく似ています。この本、もう十年以上も前に手に入れたのですが、まさか、こんなに役に立つとは思いませんでした。本はなんでも見つけたときに買っておくことですね。



なかなか特徴的なクモです。「日本のクモ」を見ていくと、色はかなり違うのですが、ヤエンオニグモ辺りに似ています。



これはワキグロサツマノミダマシだと思います。サツマノミダマシと区別できるように横から撮りました。



クサギカメムシの幼虫です。カメムシ科の幼虫の齢については以前まとめたことがあります。前翅包ができて、後翅包が見えないので、4齢幼虫でしょうか。





ヒメグモあたりのクモです。「日本のクモ」を読むと、キヒメグモはオレンジ色で、ヒメグモやコンピラヒメグモの幼体と間違えられることが多いとのことです。この仲間は色彩や模様の変異が多いようで、ネットを探すと次の論文を見つけました。

久保寺みか、池田博明、「キヒメグモ色彩多型」、Kishidaia 59, 1 (1989). (ここで読めます)

これは筆者が小田原城内高校生だったころ、夏休みに校内で見つけたキヒメグモを調べたという内容です。♀腹部背面の色と模様が暗色型から明色型まで7つ程度に分けられる多型が見られたそうです。実に多彩です。



アリグモの仲間についてはこの間、文一の「ハエトリグモハンドブック」に載っている♀の検索表を載せました。それによると、腹部に光沢があって、胸部が強く盛り上がらないということで、アリグモの光沢のある個体でよさそうです。





ここで国道を離れ、陽の当たっている土手に行ってみました。ここに小さな石垣があるのですが、そこを見ているとこんなハサミムシみたいな恰好の虫がせわしなく動き回っています。ネットで調べると、ジョウカイモドキ科の幼虫みたいです。「原色日本甲虫図鑑(I)」はめったに見ないのですが、幼虫を見るときは重宝します。そこを見ると、確かに、ジョウカイモドキ科の幼虫はよく似ています。ここにはヒメジョウカイモドキ Attalus japonicusとツマキアオジョウカイモドキ Malachius prolongatusの二種が載っていますが、比べると、どちらかと言えばヒメの方に似ている感じです。

M. Asano, "Early Instar Larvae of Intybia niponicus (Lewis) (Coleoptera, Malachiidae) and Comparison with a Clerid 1st Instar: The Foetomorphic Larva in Malachiidae, II", Jpn. J. syst. Ent. 19, 21 (2013).(ここからダウンロードできます)

こんな論文も見つけました。この論文は翅に赤い模様のあるIntybia属のうち、クロキオビジョウカイモドキの若齢幼虫を調べたという内容です。1齢、2齢だと腹部末端に突起がないのですが、3齢になると出てくるようです。ただ、属は違うのですが、上の図鑑の絵と比べると形態的な違いは微妙で、幼虫から種まではちょっと分かりそうにありません。





ミカドトックリバチが泥の団子を作っていました。



それにセスジヒメナガカメムシ。セスジの存在を教えていただいてから見ていると、セスジの方がはるかに多そうです。





キノコがあったので、一応、写しました。そういえば、昨年はキノコも少し見始めたのでしたね。でも、見方をすっかり忘れてしまいました。もう一度、勉強しなくちゃ。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

廊下のむし

Author:廊下のむし

カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
カウンター
月別アーカイブ