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家の近くのむし探検 蛾とハチ・ハエ

家の近くのむし探検 第329弾

9月18日の写真整理がやっと終わりました。蛾とハチ、ハエが残っていたのですが、どれもこれも難しい。



まずはこの蛾からです。これの名前調べにずいぶん時間がかかってしまいました。撮っているときはコメシマメイガだろうと思ったのですが、図鑑と比べるとどうも模様が違います。何度か図鑑を見直したのですが、該当する種が見つかりません。結局のところ、コメシマメイガの個体変異かなと思っています。違っているかもしれませんが・・・。(追記2017/09/26:通りすがりさんから、「1枚目はハイマダラノメイガのボケた個体に見えますね。」というコメントをいただきました。図鑑をだいぶ何度も見たのですが・・・。記録を見ると、ハイマダラノメイガは以前は何度も見ていたのですが、最近はまったく見ていなくて、それで見過ごしてしまったのかもしれません。ご指摘どうも有難うございました





これも時間がかかってしまった蛾です。中途半端な高さの葉に止まったので、上からは簡単に撮れたのですが、模様を撮るのが大変でした。葉の下に回り込んで撮ったのですが、何度撮ってもピンボケ。これが一番ましな方でした。図鑑で見ていて、触角が短いところや翅の模様はヒメハマキ亜科のParapammeneのコスジオビキヒメハマキあたりが似ている感じです。分布は北海道、本州にはなっていたのですが、よくは分かりません。



これはミツボシキバガの仲間であることは確かですが、ヒロバ、-、ヒマラヤスギ、エンジュの4種は似ていて違いがよく分かりません。



これはウスキクロテンか、マエキか。一応、マエキヒメシャクにしておきます。





こんなエダシャクが2匹いました。これはもっとも厄介なマダラエダシャクの仲間です。一応、矢印の部分に黒い環があるので、ヒメ、ヘリグロ、クロ、ヒトスジのどれかにはなるのですが、そこから先が分かりません。



これも分かりにくいホソバの仲間です。前縁が黄色く縁取られているので、キシタホソバかなと思ったのですが、よく分かりません。どうしてこうも難しい蛾ばかりいるのでしょうね。



次はこのアシブトコバチの仲間です。9月10日にも同じ種を見ていて、そのときはBrachymeria属かもとしていたのですが、どうも小盾板の先端の突起(矢印)が鋭くて長いのが気になりました。また、体長と前翅長を測ってみると、体長3mm、前翅長2.4mmと「原色昆虫大図鑑III」に載っているBrachymeria属と比較するとかなり小さいところも気になります。

A. Habu, "A Revision of the Chalcididae (Hymenoptera) of Japan, with Descriptions of Siteen New Species", Bull. Nat. Inst. Agricult. Sci. C 11, 131 (1960). (ここからダウンロードできます)

そこで、アシブトコバチ科について詳しく書かれた、上の論文をこの点に気をつけてぱらぱら見ていたら、似ている種を見つけました。今度はムネゲアシブトコバチ Haltichella nipponensisです。論文に載っている絵では確かに小盾板の突起は細長く突き出ています。この名前で検索すると、農業環境技術研究所が所蔵しているタイプ標本が引っかかりました。これと比べると、前胸背板後縁と中胸盾板後縁に生えている毛もよく似ています。たぶん、これかなと思ったのですが、先日はどこで間違ったのだろうと思って調べ直してみました。



どうやら触角の生えている位置を見間違ったみたいです。この写真では複眼の間から触角が生えているように見えます。



でも、実は、こんな風に柄節が折れ曲がっていて、それがぴったり顔面にくっついていたのでした。それで、触角の節の番号をつけると上のように2節から始まることになります。これで触角の生えている場所を間違ったみたいです。複眼下縁より上に生えていたらBrachymeriinae亜科、下縁より下だったらHaltichellinae亜科だったのです。候補ができたので、早速、検索してみようと思って、今日は採集に行きました。1時間半ほど頑張ったのですが、9月10日と18日に見ていたのにも関わらず、見つかりませんでした。いつも探すと見つかりませんね。でも、アシブトコバチ科は手掛かりが見つかったので、今後は採集して調べてみたいと思います。





ハチはいろいろといるのですが、採集しないと科も分かりません。



葉の上にこんな風にアリが集まっている姿をよく見かけます。なんか汁が出ているようですね。これはアミメアリです。



これはヤマギシモリノキモグリバエかな。



これはヤドリバエの仲間でしょうね。ヤドリバエはこれ以上調べる手掛かりはいまのところありません。これで18日分の写真整理が全部終わりました。ふー。
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No title

1枚目はハイマダラノメイガのボケた個体に見えますね。

蛾はちょっとスレると分からなくなるものも多くて、途中で放り出してるものが溜まってます。

No title

本当ですね。よく気が付かれましたね。図鑑をだいぶ何度も見たのですが・・・。記録を見ると、ハイマダラノメイガは以前は何度も見ていたのですが、最近はまったく見ていなくて、それで見過ごしてしまったのかもしれません。ご指摘どうも有難うございました。助かりました。
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